気付いたんだ、なぜ迷うか。地図がないからじゃない。おれにないのは目的地なんだ。
竹本祐太
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漫画レビュー数 3,136件
ハチミツとクローバーは、2000年~2006年まで月刊コーラスで連載されていた羽海野チカ原作の日本の少女漫画。コミックスは全10巻で、略称はハチクロ。オンボロアパートに住む美大生の竹本祐太、真山巧、森田忍と、同じく美大生の花本はぐみと山田あゆみの5人が抱く恋や友情、将来への葛藤などを描いた青春物語。 コミックスの累計発行部数が850万部を突破している人気作品で、2003年には講談社漫画大賞(少女漫画部門)を受賞している。2005年4月~9月にはフジテレビのノイタミナ枠でテレビアニメ化され、2006年6月~9月にはその続編も発表された。他にも2006年に実写映画化、原作終了後の2008年にはフジテレビでテレビドラマ化されるなど、複数回に渡って映像化している。コミックスは国内のみならず海外でも発行されており、2008年には台湾でオリジナルテレビドラマが放送されるなど、グローバルな人気を見せている。
私自身ハチミツとクローバーは定期的に読む漫画です。全員が片思いの切ない漫画なはずなのに読んでいると心がぽかぽかしてくる心がほっこりする心のサプリメントのような漫画です。ハチミツとクローバーは恋愛だけでなく美大生という専門的な道に進んでる話なのに将来のこと、大人になること、家族のこと、友達のことを悩んで躓く姿と必死に答えを出そうとするキャラクターたちを見ていると自分も頑張ろうと思ったり、私もこんな気持ちになるときあるわ〜と共感する部分が多いストーリーになっています。こんなに切ない要素がたくさんあるのにギャグ要素もあり絵柄もほんわかしているのでギスギスした雰囲気はまったくありません。 恋愛を題材にしてるのに一切ギスギスした気持ちにならないずっとキュンキュンできる素敵な雰囲気です。よくある少女漫画ではみんながみんな片思いの物語はストーリーが進むにつれて誰かが傷ついたり、もどかしい気持ちになるこ...この感想を読む
この漫画を初めて知ったのは高校生のときでした。「とにかく笑いが止まらないほど面白い漫画がある!」と友人に借りたことがきっかけで1~2巻を読み、芸術大学という舞台と濃すぎるキャラクター設定に嵌って、自分でも買うようになりました。当時はとにかく面白いギャグ漫画として楽しんでいました。大学生になったころには、少し捉え方が変わってきました。自分が登場人物と同じような立場・年頃になり、同じように恋をするようになったからです。この漫画はしばしば「登場人物全員が片思い」とあらわされますが、自分のうまくいかない恋愛を被らせ共感するようになりました。おそらく、多くの同年代の女子が「あゆ」の叶わない恋に涙したのではないでしょうか。そして大学を卒業する頃から社会人になる頃に読み返すと、うまく進まない就職活動、将来への漠然とした不安がつのり、同じく卒業を控えて苦しみもがく「竹本」に大いに共感することになりまし...この感想を読む
タイトルやイラストの雰囲気からして、よくある青春ストーリーなのだろうと思いきや、この作品、すごくドロドロしていて、読んでいるととても苦しくなります。おもしろいけれど、読むのがすごく辛くなります。読んでいる途中で思わず本を閉じてしまったり、なかなか読み進められない部分もありました。すごく透明で綺麗なように思えて、実はドロドロでぐちゃぐちゃ。これは単なる恋愛漫画では片付けられないような素晴らしい作品だと思います。好き嫌いが別れるとは思いますが。それぞれのキャラクターの心情や選択、向かって行く先、たくさん見所があります。みんなが誰かに片思いをしている、もどかしくて甘酸っぱくてドロドロしていて大好きな作品です。
よみがな:はなもとしゅうじ ニックネーム:はなもとしゅうじ 年齢(作品時):30歳 性別:男 国籍:日本 所属:浜田山美術大学、美術史の教師 特徴:料理が得意。かなりの凝り性。 竹本たちが通う大学の:卒業生 はぐみは:修司のいとこの娘にあたる はぐみの:父親的存在 理花の夫とは:親友だった
よみがな:たけもとゆうた ニックネーム:竹本 性別:男 国籍:日本 所属:浜田山美術大学建築科 性格:正直でまじめ 趣味:悩むこと!? 特技:細かい作業 出身:群馬県安中市 家族:母親、義父 資格:自分探し3級
よみがな:まやま たくみ 年齢(作品時):22歳 性別:男 国籍:日本 家族構成:4人姉弟の末っ子で姉が3人 性格:自分のペースを崩されることや仲間外れにされることが嫌いで、どんなに忙しくても仲間が集まる行事にはほぼ必ず参加する。面倒見のいい性格で女の子にもモテる。 出身地:石川県金沢市 トレードマーク:...
竹本祐太
竹本は美大の中で周りの才能などに圧倒されつつ苦しみながら就職活動を終えた、しかし会社が倒産。自分探しの旅に出た。
森田忍
真山の事が好きな山田を過剰に心配する真山に対して、森田さんが発した言葉。
山田あゆみ
片想いの相手(真山)とはもう結ばれることはないとわかって、次に進もうとがんばっているあゆの言葉。