この瞬間は永遠なんだ。
ブラック・ジャック
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ブラック・ジャックは1973年から1983年に週刊少年チャンピオンで連載された、日本を代表する漫画家、手塚治虫によって描かれた漫画である。ストーリーは、天才的な医療技術を持ちながらも無免許医であるブラックジャックが、莫大な治療費と引き換えに困難な手術や治療を行い、患者を助けていくというものである。医療を題材としたヒューマンドラマであり、また医療漫画の先駆けでもある。後年、手塚治虫は、ブラックジャックをもっと描き続けることも出来たが疲れたから止めた、という発言をしており、その背景には医学的な指摘を受けたことがあったと言われている。 同作品はアニメ化やドラマ化もされている。アニメは2004年から2006年までよみうりテレビで放送された。ドラマ化は何度か行われており、主人公であるブラックジャックは加山雄三や隆大介、元木雅弘が演じている。2011年にはオリジナルストーリーでドラマ化され、若き日のブラックジャックを岡田将生が演じた。
医者だからこそかけるリアルな描写このマンガを初めて読んだのは小学校3年か4年かその辺りの頃だった。従兄弟の部屋のマンガ棚で見つけたこれをなんの気なしに読んだのだけど、数々の奇病やリアルな手術の描写に若干トラウマ気味になった(その頃読んで怖かったのは体から葉っぱが生えてくるのとか、蛇のウロコのようなものに覆われる皮膚病とかで今でもそれをよく覚えている)。それから大人になった頃そのトラウマだった描写を思い出すと同時に、なにか知的好奇心をくすぐられるようなものも確かにあったことも思い出した。そしてまた集めだして読むことになった。初めて読んでから買い揃えるまでは25年以上は優にたっていたけど、古臭さもなく(もともとが私が生まれた頃発売されたものだから当たり前かもしれないが)動物や子供のポップな絵柄には逆に新鮮さを覚えたくらいだった。孤高の無免許医間黒男という名前を持つ天才的な腕をもちながらも無...この感想を読む
手塚治虫作品の中では、作者自身の知識(大阪大学医学部卒業・医学博士号取得)を元に書かれている、代表作です。最近「ヤングブラック・ジャック」という本や「ブラック・ジャックによろしく」とか、「ブラック・ジャック」の名前を冠する漫画が発行されていますが、「ブラック・ジャック」の作品性が「命の大切さ」「医師というのは、命を助ける仕事のはずなのに、どうして人は死んでいくんだ。医師とはなぜ必要なのか?」という問いかけがあり、そのオマージュとして、「ヤングブラック・ジャック」などの作品が登場しています。私は、医者ではなく、一般の主婦なので、作中に書かれている手術法はさっぱりわかりません。しかし、私のかかりつけ医に「ブラック・ジャック」の話をしてみると、「ブラック・ジャック」を医学部生なら一度は読んで、仲間内で今の医療技術なら、こういう技術があるはずだとか、手塚治虫自身が間違えて覚えていることを、作中...この感想を読む
手塚治虫の作品が講談社の文庫版として再発され、ブラック・ジャックも過去の単行本で未収録だった作品もいくつか追加されて発売されました、これはその1巻目です。全身傷だらけで、患者から法外な手術料を要求するが世界トップクラスの名外科医ブラック・ジャックの登場や、後にピノコになる奇形脳腫を持った患者が連れてこられる話など、主要キャラクター2人の登場の話があります。患者の病気を切って治すだけではなく、時には心に抱える病も取り除いたり、人との絆を修復することもある、とてもクールですが、心優しいブラック・ジャックの話を読んで、やはり1度は外科医を目指したものです。現実は非常に厳しいですけどね(笑)
ニックネーム:クロちゃん 年齢(作品時):30歳前後 血液型:o型 性別:男性 国籍:日本 住まい:人里離れた崖の上の一軒家 職業:無免許の天才外科医 本名:間 黒男 傷の原因:不発弾処理のさい爆発に巻き込まれた 医師になった理由:主治医であった本間丈太郎に憧れたこと
よみがな:はざま くろお ニックネーム:ブラック・ジャック 年齢(作品時):30歳前後 血液型:O型 性別:男性 住まい:人里離れた崖の上の一軒家「T県××町○○番地」 ポリシー:「命を何よりも大切に思う男」と称している 癖:二人称は「お前さん」を多用し、第130話『霧』にて口癖であることを認めている 好きな...
ブラック・ジャック
恋人が子宮癌に侵され、生きるために女の部分を捨てなければならなくなってしまう。そんな彼女に自ら手術をしようとするブラック・ジャックは、男女としての最後の時を惜しむ恋人へ、くちづけをして、こう言う。
本間丈太郎
主人公の夢の中での恩師の一言
ブラック・ジャック
余命わずかと診断された華道の家元の女の子を助けた後の一言(命を生けるより)