BOY-HARELUYA2のあらすじ・作品解説
BOY-HARELUYA2は、原作者の梅澤春人が集英社の週刊少年ジャンプ1992年の50号から1999年9号で連載された作品で、ジャンプコミックスは全33巻発行されている。また1997年の4月7日から9月29日にかけて、テレビ東京で毎週月曜日の25時15分から25時45分で全25話がアニメ化され放送された。 主人公は私立楽園高校一年の日々野晴矢。高校生にして喧嘩の腕は無敵で勉強はからっきしだが運動神経は抜群。そんなハレルヤの実家は教会で父親は牧師。そんな父の血もひいたのか、弱いものいじめは絶対にせず、困っている人や女こどもには優しい一面も作品の中では垣間見られる。そんな男が喧嘩や学園生活を通して、同級生で画家を目指す岡本清志郎や、個性豊かな人物が登場する。ロックに魂を注ぎこんでいる一条誠に出会いロックボーカルの才能を見い出されFIREGUNZというバンドのボーカルになるまでを描いた作品である。
BOY-HARELUYA2の評価
BOY-HARELUYA2の感想
圧倒的な強さが爽快
必ず勝つとわかっているから面白い主人公日々野晴矢は、一見普通の高校生だがとにかく喧嘩の強さでは少年漫画界でも5本指に入るのではと思うくらい、圧倒的に強い。やっていることはめちゃくちゃで、背中に金属バットやフライパンを仕込んでいるし、仲間を傷つけたり理不尽なことをする相手には暴力面では容赦がないため、晴矢も不良の部類に属する人間なのだが、善悪の基準やポリシーがしっかりしている。ここまで圧倒的に強いと、どんなに強い悪党が出てきても晴矢が勝つことは何となくわかってしまうのだが、果たしてどういう勝ち方をするのだろうか?という視点で物語を読めるところに、この作品の面白さがある。そういう意味では、勝ちパターンが決まっている時代劇のような面白さがある。愛情の描き方が斬新晴矢は、高校の養護教諭の春香先生のことがどうやら好きなようだが、友達にからかわれても赤くなる程度で、告白するわけでもないし、なにか口説...この感想を読む