あさきゆめみしのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

あさきゆめみし

4.254.25
画力
4.25
ストーリー
4.50
キャラクター
4.00
設定
4.50
演出
4.50
感想数
2
読んだ人
7

あさきゆめみしの評価

総合評価
4.254.25
(2件)
画力
4.254.25
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.004.00
設定
4.504.50
演出
4.504.50

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あさきゆめみしの感想

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歴史的大作の名作マンガ

あなどれないマンガの力高校のときによく回し読みで回ってきていたマンガは、時代がマンガ黄金期というのもあり名作ぞろいだったけれども、この作品もその例にもれず一気にその世界にとりこまれてしまう力があった。元々「源氏物語」というあまりにも文学史上名作中の名作をマンガ化するということに、作者大和和紀のその苦労が偲ばれる。当時は高校生。難しい原書など読めるはずもない。こういう名作をマンガ化してくれるということは単純にありがたかった。「あさきゆめみし」で出てくる言葉や人物、その人となりなどはテストにでることさえあった(もちろん「源氏物語」からの出題として)。マンガで読むと教科書では入ってこない知識さえもわかりやすく、脳内に取り込んでくれると気づいたのはこの作品からだったと思う。その力はただの娯楽ではなく、高校生の幼い知的好奇心さえも満足させてくれるものだった。ただ、この作者の絵はとてもきれいなのだ...この感想を読む

4.04.0
  • miyayokomiyayoko
  • 460view
  • 3092文字
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源氏物語の代名詞「あさきゆめみし」

一番わかりやすい源氏物語古典の源氏物語を現代語訳した小説や漫画は他にもたくさんあるが、源氏物語といえば「あさきゆめみし」とほぼ同義になっているほど有名な作品である。特に漫画の源氏物語の各作品は、人物像をあさきゆめみしを参考にして作画されたと思われる作品も多く、あさきゆめみしが源氏物語の人物像に視覚的な面で他作家にも強く印象を与えていることを物語っている。あまり今風になりすぎず、適度に古語も交えたセリフも、小学生でも理解できる文体で非常にわかりやすい。平安時代という世界観を壊さずに現代人でも楽しめる作品になっている。一人の男の恋愛遍歴が真のテーマではない源氏物語というと、主人公光源氏が沢山の女性と恋愛をしたことばかりが印象的で、物語自体そういった数々の女性との恋愛遍歴の話だと思っている人も多いと察する。しかし、あさきゆめみしを読み進めると、源氏物語が一番訴えたかったのは恋愛遍歴なのではな...この感想を読む

4.54.5
  • tamamatamama
  • 405view
  • 1215文字

あさきゆめみしの登場キャラクター

紫の上

よみがな:むらさきのうえ ニックネーム:春の御方 性別:女性 住まい:六条院 性格:子どもの頃は無邪気だったが、我慢強くなった 特徴:藤壺に生き写し 特技:和琴 物語上での目的:葵の上の亡き後、源氏の正妻になる 身分:源氏の正妻 メモ:藤壺の姪 メモ2:子どもは授からなかった

桐壺帝

よみがな:きりつぼてい ニックネーム:御上 性別:男性 住まい:御所 性格:慈悲深い 物語上での目的:更衣を亡くした光源氏を陰になり日向になり守る 身分:帝 メモ:更衣が亡くなった後も、その面影を追いかける メモ2:更衣を殺そうとした弘徽殿にたいしても、罰は与えず、哀れに思っていた メモ3:冷泉帝が自身の子...

花散里

よみがな:はなちるさと ニックネーム:橘の精 性別:女性 住まい:六条院 性格:おっとりしていて、優しい 特徴:和歌も時代特有の恨み節ではなく、おっとりした性格が出ている 物語上での目的:六条院で、夕霧の世話をする 身分:麗景殿女御の妹 メモ:容貌が優れておらず、女房達にも馬鹿にされている メモ2:初めて...

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あさきゆめみしの名言

どうして気持ちが冷えたなどと思ったのかしら どうして愛を信じることがむなしいなどと思ったのかしら・・・ あなたがわたくしを愛したから わたくしは生きてきたのに・・・ あなたこそがわたくしの人生 わたくしのすべてだったのに・・・

紫の上

当代きってのプレーボーイである光源氏の妻、紫の上が亡くなるその瞬間、光源氏の愛に包まれ感じた心声です。

・・・・・・より多く愛した者が負けなのです

六条の御息所

気持ちがすれ違った光源氏と六畳の御息所が別れる最後のシーンの、御息所の別れの言葉

愛に言葉などいらないのだ・・・・・・愛したら・・・・・・ただやさしくほほえむだけでいい・・・・・・

葵の上

わかり合えなかった夫光源氏との間に子供が生まれ、自分が源氏を実は愛していたことに気づいた葵の上が、愛を表現するのに難しい言葉などいらなかったのだと気づくシーン。

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