ガラスの仮面のあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,135件

ガラスの仮面

4.004.00
画力
3.88
ストーリー
4.00
キャラクター
3.75
設定
4.13
演出
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感想数
4
読んだ人
24

ガラスの仮面のあらすじ・作品解説

「ガラスの仮面」は、美内すずえによる白泉社刊行の少女漫画である。同刊「花とゆめ」で連載が開始されたのは1976年。2015年10月時点では、コミック49巻・文庫版26巻が刊行されている。 なお、2008年からは掲載誌が変わり「別冊花とゆめ」にて2016年に至るまで長期連載されている。単行本の発行部数は2014年9月の時点で5000万部を突破した。 貧しい家庭で育った少女、北島マヤは、かつての大女優月影千草に女優としての才能を見込まれ、代表作である「紅天女」の後継者となるオーディションの出場権を与えられる。しかし、オーディションにはもう一人、マヤの生涯のライバルとなる姫川亜弓がいた。亜弓は映画監督と女優との間に生まれ、恵まれた環境で育ったが、マヤの持つ才能に嫉妬し競争心を抱いていた。彼女たちは月影の厳しい指導に耐えながら、やがてお互いを認め合い、切磋琢磨する間柄となる。作中ではマヤの成長の様子と、彼女を支え見守る「あしながおじさん」である「紫のバラの人」への恋心とがあわせて描かれている。 1984年にアニメ化され、1997年には、安達祐実主演でテレビドラマ化、2005年には現代風にアレンジを加えて再アニメ化されている。また、1998年から1999年の間で、全3巻のOVAも発売されたほか、ラジオドラマとしても放送された。

ガラスの仮面の評価

総合評価
4.004.00
(4件)
画力
3.883.88
ストーリー
4.004.00
キャラクター
3.753.75
設定
4.134.13
演出
4.004.00

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ガラスの仮面の感想

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演劇漫画の金字塔

当時中学生が読むには早すぎたこのマンガを初めて読んだのは、中学生の頃。ちょうど主人公北島マヤが家出した時と同じくらいの年齢の時に読んだ。その時は自分に何が出来るか、何に向いているかなんてさっぱりわからないのに進路とかは具体的に出さないといけない学校にうんざりしていて、北島マヤのように何をおいてもやりたいと思えるものに出会えることが単純にうらやましかった。うらやましい反面、実際自分にここまでする勇気があるのか(中学生なのに家出したり)自問自答したりして余計に落ち込み、以来遠のいていた作品でもあった。大人になってそういうことがあったことを思い出し、急に読みたくなってもういい年になってから「大人買い」なるもので全巻そろえた。主人公北島マヤは、天性の才能(台本を一度で覚えてしまうのは才能だろう)に加え、様々な努力をしている。本人が努力と思っているかどうかは謎だが、毎日演劇のことを考えて生活して...この感想を読む

4.04.0
  • miyayokomiyayoko
  • 267view
  • 3207文字
PICKUP

ガラスの仮面は超大作

超大河ドラマガラスの仮面は、誰もが知っている、超大作ですよね。読んだことがない人も、こちらの作品の名前だけなら聞いたことがあるのでしょうか。本当に長い話で、作者も既にかなりご高齢になるかと思います。どのような決着を迎えるのか、そしてそれ以前にこのお話は最終回を迎えることができるのでしょうか。色んな意味で今後も気になるころです。私の好きなキャラクター私が一番好きなのは、なんといってもあゆみさんです。この超美女で超天才で家柄にも恵まれている彼女は、本当はすごい努力家です。周囲は「あゆみさんは天才だから」「あゆみさんは生まれつき美人だから」「親の七光りもお持ちで」とか思っていますが、彼女の本当の才能は、死ぬほどの努力ができることではないでしょうか。主人公の北島マヤは天才型主人公の北島マヤは努力もしますが、どちらかと言えば天才タイプですよね。何年も努力してきたあゆみさんにあっさり追いつき、時に...この感想を読む

3.53.5
  • 主婦でままです主婦でままです
  • 253view
  • 1055文字

千の仮面を持つ少女…だったっけ?

祝・連載40周年(^_^;)今、手もとにとある百貨店のバレンタイン企画冊子があるのですよ、なんと懐かしや「ガラスの仮面」とのコラボ企画。おいどうした高〇屋! 怖いもの見たさでホームページも開いてみましたよ。わははははは、この絵だこの絵だ!、インパクト強いわぁ。しかも書き下ろしじゃなくて、とっても見覚えのある漫画本編に使われたコマのコラージュ! 乱れ飛ぶ花、大仰なポーズ、葛藤して思わず白目になるマヤと亜弓。しかしうまいこと台詞だけ入れ替えて、効果的にキャンペーン告知が展開されとるとか、プロの仕事だわ。遊び心を入れながら、販売戦略はみっちり張り巡らせる〇島屋、恐ろしい子っ!のっけから茶化してしまいましたが、そう、40年経つんですねー(遠い目)。1976年に連載開始されたこの漫画、とにかく勢いのある作品でした。あの頃の漫画作品は、細けぇことはどうでもいいんだよ、とばかりにハッタリ効いていたなぁ。サブカルチャ...この感想を読む

3.53.5
  • さまんさたびささまんさたびさ
  • 151view
  • 2176文字

感想をもっと見る(4件)

ガラスの仮面の登場キャラクター

青木麗

よみがな:あおきれい 生年月日:12月3日生まれ 年齢(作品時):17歳〜 性別:女性 国籍:日本 所属:劇団つきかげの女優 特徴:長身の美人でボーイッシュ 好きな食べ物:辛めのインドカレー 物語上での目的:マヤの同居人で、よき理解者であると共に姉的な存在でもある。 アルバイト:普段は喫茶店でウエイトレス 劇団...

速水真澄

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姫川亜弓

よみがな:ひめかわあゆみ ニックネーム:あゆみさん 性別:女性 国籍:日本 所属:劇団オンディーヌ 性格:人知れず血の滲むような努力を積む 特徴:美人かつ演技の才能があり、学力優秀で身体能力も極めて高い 特技:日本舞踊、ピアノ、料理 家柄:大女優と有名映画監督との間に生まれる演劇界のサラブレッド 髪色:淡...

キャラをもっと見る(8件)

ガラスの仮面の名言

いつまでも古いものにしがみついていては死んだ芸術になってしまいます。

月影千草

マヤと亜弓に紅天女を演じて見せた千草が、公演後に天女仮面を割りいった言葉。

どんなに影が濃くても光がなければ影はできないのですよ

月影千草

主人公北島マヤとライバル姫川亜弓の「ふたりの王女」というお芝居。 実際はさえない少女の北島マヤが、愛されて育った春のような王女を演じ、美しく華やかな姫川亜弓が、不幸な生い立ちの闇の王女を演じる。 姫川亜弓演じる闇の王女の迫力に、誰もが姫川の演技を絶賛する中、つぶやいた月影千草のセリフ。

転んだことのない人間に転んだときの痛さは分からない

青木麗

主人公マヤが、演技がうまく出来ずに月影先生にこっぴどく叱られて、影でなぐさめてある。

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