これでいいのだ!
バカボンのパパ
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天才バカボンは、赤塚不二夫が1967年から週刊少年マガジンや週刊少年サンデー、コミックボンボンなど、様々な雑誌に連載を移しながら発表したギャグ漫画である。 なお、掲載雑誌を替えるにあたり、そのタイトルは「元祖天才バカボン」「平成天才バカボン」などに変更された。 本作は、バカボンとバカボンのパパが巻き起す珍事件に、個性豊かな登場人物達が大騒ぎするドタバタコメディである。 赤塚不二夫渾身のギャグ漫画は爆発的な人気を呼び、1972年には第18回文藝春秋漫画賞を受賞した。これは児童漫画家としては初の受賞であった。 1971年にはTVアニメがスタートし、2000年まで30年に渡って何と4回もTVアニメ化されるなど国民的アニメとなった。 また、アニメ化だけでなく劇場版の公開やゲーム化、更にはTV番組やCMとのタイアップも数多くされるなど、各種メディアに取り上げられた。 バカボンのパパは多くの口癖を持つが、その1つである「これでいいのだ」は、作者を象徴した台詞だと広く言われる事となった。
史上もっとも有名なギャグマンガこの形容に異論がある方はいらっしゃらないでしょう。ギャグマンガの帝王・赤塚不二夫の代表作であり、何回もTVアニメ化もされています。連載開始から50年以上、おおむねの終了から40年が経過した今となっては、古典と呼んでいいのかも知れません。なんと言ってもこのマンガの最大の売りは、バカボンのパパです。赤塚3大マンガといわれる他の二つ、「おそ松くん」「もーれつア太郎」が、脇役キャラクターが目立つあまり主人公の影が薄くなっているのに対し、パパだけはどれほど異常な脇役キャラクターが増えても厳として屹立しています。もっとも、主人公はパパではなくてバカボンではないかという方もおられるかも知れませんが、タイトルロール必ずしも主役ならず。とはいっても、バカボン家は、表札になぜか「バカボン」と記されている不思議な一家ではあるのですが。今では見られなくなったタッチ赤塚不二夫は広く知られて...この感想を読む
バカボンのパパ
物事か一段落したとき。うまくいっても、いかなくても、これでよし。と思う、心の切り換え。