王家の紋章のあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,135件

王家の紋章

3.433.43
画力
4.17
ストーリー
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キャラクター
3.50
設定
3.83
演出
3.50
感想数
3
読んだ人
6

王家の紋章のあらすじ・作品解説

王家の紋章は月刊プリンセスにて1976年10月より連載開始され、2015年時点でもなお連載を続ける細川智栄子あんど芙〜みんによるロングラン歴史ロマン漫画である。1990年には第36回小学館漫画賞少女向け部門を受賞、2006年時点で単行本の累計発行部数は4000万部を越える人気作品であり、既に文庫本としても発売されている。 物語りは現代で考古学を学ぶ主人公キャロルが、エジプトのピラミッドにて古代エジプト王メンフィスの墓を暴いてしまったがために、王家の呪いにより遥か古代のエジプトへとタイムスリップしてしまう所から始まる。キャロルは現代文明による知識の豊富さからナイルの姫とあがめられ、いつしか古代エジプトの王メンフィスと恋に落ちるという、3000年の時を越えた壮大なラブストーリーである。 1988年にイラストストーリービデオ、1990年にはイメージアルバムが発売された。 さらに2015年には単行本第60巻発売を記念してドラマCD付きの限定特装版が発売された。

王家の紋章の評価

総合評価
3.433.43
(3件)
画力
4.174.17
ストーリー
3.333.33
キャラクター
3.503.50
設定
3.833.83
演出
3.503.50

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王家の紋章の感想

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深く考えずに楽しむ古代ロマン

30年以上書き続けられている名作この本を初めて読んだのは小学校のころだから、30年以上にもなる。月刊誌の初回発行が1977年だから、ちょっとずれながらもリアルタイムで話を追ってきたことになる。初めて読んだのが小学生だから、きらきらした絵とロマンティックな話の展開に、うっとりしながら読んでいたのを覚えている。その後ちょっと間があいた高校生のとき、皆でまわし読みしていた漫画のひとつがこれだった。懐かしく思って読み直した時は、確かキャロルとメンフィスの結婚の儀からの話だった。やはりメンフィスのキャロルに対する炎のような愛情は、多少強引なところはありこそすれ憧れてしまうところだろう。読み始めた当初はまだ小学生ということもあり、タイムスリップしたことによる辻褄のあわなさなど気にも留めていなかったが、悲しいかな大人になるとそういうところが気になりだしたりする(だからこそ今読み直しても面白いのかもだ...この感想を読む

3.53.5
  • miyayokomiyayoko
  • 223view
  • 3078文字
PICKUP

古代エジプト人と現代人との恋愛の果てに決着はつくのか

気がついたら40年以上続いている物語古くからの読者の大半は小学校低学年から読み始め、気が付いたら子供が中高生になろうという40代になっていた、という人も多いのではないだろうか。王家の紋章は、こちら葛飾区亀有公園前派出所と同じクラスの長丁場で続いている少女漫画だ。ただ、こち亀に比べるとコミックスが出るスピードが遅く、こち亀の200巻プラス番外の999巻に対し、2018年4月現在で64巻までの刊行となっている。話の構成としては事件が起きる→解決→事件が起きる→解決・・・という繰り返しパターンになっており、こち亀のような一話完結ではないが、ひたすら事件がループしていて、何かの目的に向かって物語が大きく変容していくという構成にはなっていない。今の時代、古代エジプトに興味を持っているアメリカ人の少女を主人公にして新作を描いても若者には大して興味を持たれないように思うが、連載が開始した1976年では、タイプトリップして...この感想を読む

3.83.8
  • tamamatamama
  • 209view
  • 2222文字

結末の可能性

超長期連載漫画。好きな人が多いタイムスリップ歴史物で、私もそれに漏れず、作画は昔のキラキラした少女漫画のままだけれど先行きが気になって読んでいます。この作品で一番気になるのは、主人公キャロルの時代に墓が見つかり、若くして亡くなったと分かっているヒーロー・メンフィスの今後です。作中の時間軸がどれぐらい進んで、メンフィスの年齢が幾つになったのかがはっきりとは分かりませんが、彼はキャロルがタイムスリップしてきたことで長生きできるのだろうか? それとも過去は決して変わらないのだろうか? と、新刊が出る度に考えます。そしてつい最近、ふと「もしかしてこの漫画、タイムスリップだけでなくてパラレルワールドとして進んでいるのか?」と思いました。タイムスリップものには絶対と言っていいほど付随してくる「パラレルワールド」、もしそういう話として作者が描いているのならメンフィスとキャロルのハッピーエンドはあるか...この感想を読む

3.03.0
  • 石松時雨石松時雨
  • 97view
  • 570文字

王家の紋章の登場キャラクター

メンフィス王

年齢(作品時):17歳 性別:男性 国籍:古代エジプト 所属:古代エジプト王国の王(ファラオ) 性格:火のように激しい気性と勇猛果敢さで、残忍で冷酷な切れ者 特徴:長い黒髪に女と見紛うばかりの美貌 異母姉:アイシス 出生:王と王妃との間に生まれた嫡出子で、生まれながらにして完全なる王位継承権を持っていた。...

ライアン・リード

ニックネーム:事業の鬼・氷のライアン・アメリカのライオンなど 性別:男性 国籍:アメリカ 所属:リード家長兄にして、後にコンツェルンの社長となる。 性格:クールな青年実業家 特徴:肩まで伸びた黒髪 特技:博識で敏腕、卓越した経営能力 物語上での目的:溺愛している妹―キャロルの度重なる行方不明事件に翻弄...

イズミル王子

性別:男性 国籍:古代ヒッタイト王国 所属:古代ヒッタイト王国の第一王子 性格:聡明 特徴:長髪の美丈夫 特技:武術の達人 妹:ミタムン 宿年のライバル:メンフィス 父:残忍で冷酷かつ好色なヒッタイト王国の王 養育係:ムーラ

王家の紋章の名言

たとえ…どのようなことがおころうとも…未来は…わたしがひきうける

メンフィス王

アマゾネス女王の妹を献身的に看病するキャロルが、治療がはかばかしくない状況に不安を訴えた時にメンフィスが言った言葉。

今日よりのちは そなたの髪の毛一筋たりともだれにもわたさん そなたのすべてはわたしのものだ

メンフィス王

キャロルとの待望の婚儀でメンフィスが言った言葉。

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