透明人間の名作、透明人間のファンは必ず見ておきたい
2000年公開のアメリカ映画。 監督はポール・バーホーベン。主演は名優ケヴィン・ベーコンが演ずる天才科学者セバスチャン・ケイン。 主人公が天才科学者、もうこれで不安な要素はばっちりです。なんたって普通の平民は、科学者と天才が合わさると、イヤーな気持ちになるのです。 この天才たちは己の欲望の追及に大変正直ですから、周りの事は気にしないと、平民としては想像いたします。多分天才科学者の皆様は、「そんな事は無い、我々は人類の幸せの為に貢献してる」と断言なさるのですが、平民は言葉が上手に出てこなく、すぐ負けちゃいます。 彼は「人間を透明にし、その後なんの後遺症もなく元に戻す」という国防総省のプロジェクトを遂行する。ややこしい実験が余り上手くいかない事からセバスチャンの禁じ手の実験をしてしまうのがお話なんです。 これは許可がないと出来ない実験で、天才科学者は自分でやってみたくてしょうがない。これ、流石に平民のお頭でも想像できます、なんだか良く判んないけど、やってみたい、これ誰でも在ると思います。 そこで天才君が人体実験するというホラーなんですが、やっぱ天才クンでも透明人間になると悪さするんだろうなって、しみじみ致しますが、実は大変アメリカンな思考でございます。 アメリカと言う国は社会秩序が無いところでは、社会性は失われると言う前提で成り立っておりまして、ゆえに東北の震災のときに田舎の皆様が大変秩序正しく行儀よくしていたのを、毎日テレビで「日本では強奪が起きていません」「日本では人を襲って居ません」「日本では略奪が起こっていません」と綿綿とそんな当たり前の事を重大ニュースの様に流していました。
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