透明人間の名作、透明人間のファンは必ず見ておきたい - インビジブルの感想

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透明人間の名作、透明人間のファンは必ず見ておきたい

4.54.5
映像
4.5
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
3.0
演出
5.0

2000年公開のアメリカ映画。 監督はポール・バーホーベン。主演は名優ケヴィン・ベーコンが演ずる天才科学者セバスチャン・ケイン。 主人公が天才科学者、もうこれで不安な要素はばっちりです。なんたって普通の平民は、科学者と天才が合わさると、イヤーな気持ちになるのです。 この天才たちは己の欲望の追及に大変正直ですから、周りの事は気にしないと、平民としては想像いたします。多分天才科学者の皆様は、「そんな事は無い、我々は人類の幸せの為に貢献してる」と断言なさるのですが、平民は言葉が上手に出てこなく、すぐ負けちゃいます。 彼は「人間を透明にし、その後なんの後遺症もなく元に戻す」という国防総省のプロジェクトを遂行する。ややこしい実験が余り上手くいかない事からセバスチャンの禁じ手の実験をしてしまうのがお話なんです。 これは許可がないと出来ない実験で、天才科学者は自分でやってみたくてしょうがない。これ、流石に平民のお頭でも想像できます、なんだか良く判んないけど、やってみたい、これ誰でも在ると思います。 そこで天才君が人体実験するというホラーなんですが、やっぱ天才クンでも透明人間になると悪さするんだろうなって、しみじみ致しますが、実は大変アメリカンな思考でございます。 アメリカと言う国は社会秩序が無いところでは、社会性は失われると言う前提で成り立っておりまして、ゆえに東北の震災のときに田舎の皆様が大変秩序正しく行儀よくしていたのを、毎日テレビで「日本では強奪が起きていません」「日本では人を襲って居ません」「日本では略奪が起こっていません」と綿綿とそんな当たり前の事を重大ニュースの様に流していました。

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他のレビュアーの感想・評価

透明になることで剥き出しになる狂気

ポール・バーホーベン監督の、透明人間をテーマにしたサスペンス風の作品です。ケビン・ベーコンさんが演じるとある天才科学者が自ら、透明人間の研究の実験台となるのですが、ある理由で戻れなくなってしまったことでだんだん雰囲気が変わっていきます。透明になる過程での血管などのCGが綺麗で、すごいなと思いました。ああゆう気質の人が透明になったら、やっぱり自制がきかなくなってあんな事までしてしまうのかと思いましたが、最初は別に悪人ではなかったので、ちょっと可哀想だなぁとも思いましたね。まさに悲劇、という感じです。でも透明になるなんてシステムは自然界ではあり得ませんし、いざそうなって戻れなくなってしまったら、誰でも不自然に気が狂い、欲望がエスカレートしていく可能性があるのかも知れません。そういった意味でも恐い映画だなと思いましたが、映像も綺麗で終始ハラハラドキドキできて楽しめました。この感想を読む

4.54.5
  • 綾眼ニャンコ綾眼ニャンコ
  • 113view
  • 388文字

透明人間になれたら、なにをしたい?

もしも透明人間になる事ができるなら?人間誰しも、一度はそう考えたことがあるとは思います。私もそんな「もしも」を考えた事があるのですが、服まで透明にはできないから冬は寒そうだなあとか、、食べたものが胃の中で丸見えになるから無銭飲食はできないなあとかで、結局は覗きくらいしか使えないな、というどうしようもない結論に辿り着きました。他に有意義な使い方ってありますか?そんな長年の疑問を抱きつつ観る事になった本作。もう主人公が気持ちいい程やりたい放題し放題。透明になったら人間って脳みそのタガが外れるらしい。そりゃ常時裸で誰にも見咎められないってだけで、気持ちは野生に返ろうというものです。結論「透明人間になると、人殺しが上手くなる」まぶたも透明になるらしく、明かりがつくと眩しさに耐えられないという描写がやけにリアルでおもしろいと思いました。この感想を読む

4.54.5
  • ピッチャーピッチャー
  • 124view
  • 368文字

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