スリーパーズのあらすじ・作品解説
「スリーパーズ」は1996年に公開された同名小説を原作とするアメリカ映画である。 いたずらが原因で少年院に送られてしまったロレンツォ、マイケル、トミー、ジョンの四人は、看守のノークスからひどい性的虐待を受けて心に深い傷を負ってしまう。 四人はフットボールの試合中、日頃看守から受けた虐待によって募った怨みを晴らすためリーダー格であったリゾをゲームに誘い、殴り殺してしまう。 その四人がのちに成人して少年院を出ることになったが、トミーとジョンは偶然レストランで、かって虐待を受けていたノークスに遭遇して彼を射殺してしまう。 トミーとジョンは逮捕されてしまったが、検事になったマイケルは二人を無罪にしようと、新聞記者になったロレンツォは少年院で行われていたひどい虐待の数々を明らかにしようとする。 この映画の原作となった小説はノンフィクションだと言われていたが、裁判所は事実無根だと発表し、実話か否かの論争が巻き起こった。
スリーパーズの評価
スリーパーズの感想
絆の強さを感じる映画
この映画を見た時に少年たち、そして街の人たちとの絆の強さが印象的でした。少年4人は何をするのもいつも一緒。この日も4人でいたずらをしようとしていたら、通行人にけがを負わせてしまう。4人は少年院送りとなり、そこで看守から性的暴力を受けてしまう。大人になったある日、バーで自分に性的暴力を行っていた看守を見つけ殺してしまう。裁判で2人を助けるため、そして少年院の看守たちへの復讐が始まる。彼らがやったことは許されないことだけれど、看守への復讐心は何だか分かる気がしました。そして神に誓う立場である牧師までもが彼らのために立ち上がるところは何か胸に来るものがありました。
少年の頃の復讐を
ニューヨークの貧民街に家のある四人組。それなりに皆で楽しくやっていました。それがたまたまホットドック屋の持つホットドックスタンドにいたずらをしようとしたことが原因で、通りがかりの人に大怪我をさせてしまい少年院に収監される。そこで看守たちに暴行を受け続けたことで運命が変わってしまった。大人になってその中の二人が、たまたま街で会った看守を射殺してしまったことでかつての仲間が連携する。彼らを助けようとし、また他の看守にも復讐しようと周到に計画が練られて実行されます。本作は陰鬱な部分もありますが、見ているうちについ感情移入してしまう一作です。結末は甘酸っぱいそこはかとない悲しさもありますが、スタンド・バイ・ミーなどとは異なる現代ニューヨークの病んだ部分も反映されているのかもしれません。
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