セイントのあらすじ・作品解説
セイントは、1997年に公開された、レスリー・チャータリスの「冒険セイント」シリーズを原作としたアメリカ映画である。1960年代に作られたドラマ「セイント 天国野郎」のリメイク作品。監督は、「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」のフィリップ・ノイス。 出演者は、ヴァル・キルマー、エリザベス・シュー、ラデ・シェルベッジア、ヴァレリー・ニコラエフ。 主人公のサイモン・テンプラーは、あらゆる人格に変装して盗みを働く、実在なき怪盗である。 ある日、低温核融合の方程式を導き出したエマ・ラッセル博士から、方程式を盗めという仕事が来る。 低温核融合の方程式は、世界に革命をもたらすと言われるほどに危険なものである。 サイモンがエマ・ラッセル博士に近づいてみると、エマはとてもチャーミングな女性であり、孤児院で育って愛を知らないサイモンは、エマに惹かれていくのだった。 怪盗と愛の狭間の葛藤を交えながら展開するサスペンスである。
セイントの評価
セイントの感想
これはこれで
お洒落でなかなか面白い作品です。ロジャー・ムーアのセイント、この映画を観てから観ましたが、全く雰囲気の違うものでした。別の作品として観るほうが楽しめると思います。同じ怪盗ですが、ロジャー・ムーアのセイントは上流階級っぽい雰囲気がします。こちらは逃亡劇あり、出し抜きありともっとアクションの要素が強くなっているといえます。バル・キルマーの変身ぶりがいいです。男前だからか、結構どんな衣装もメイクもよく似合っていると思います。コミカルな味もでていて、これはこれで楽しめるセイントなのではないでしょうか。キルマーファンの方は(すでに観た人のほうが多いでしょうが)必見の作品だと思います。