二人の「なな」に惹かれます!
もともと矢沢あいさんの漫画が好きで集めていたのですが、自分のなまえが「ななみ」なので親近感がわいて、発売後すぐに購入したのを覚えています。
東京の大舞台で二人の全く違う生き方をしてきた「なな」が出会い、ひょんなことから一緒に住み始めます。私は「奈々」のほうに似ている性格なので、自分に重ね合わせてこんなキラキラした生活になったらいいな。と思いながらよく読んでました。どちらかというとそういう人に憧れる人は多いとおもいます。今まで関わらなかった世界の人の中に入れるというのはすごく新鮮で楽しさに溢れていますもんね。
少女漫画にはよくあるストーリーなのかもしれないですが、「NANA」は裏のダークな部分もよく書かれていて、バンドマンという明るい部分だけでなく、自分でも体験した事がある妬みや嫉妬等、共感できる所が多いです。人間付き合いのドロドロしたところとか、すごくリアルでまたそこがおもしろいです。いい意味で人間くさい漫画だと思います。女の子の憧れと現実の問題、楽しいだけでは物事はなかなか終わらなく、皆なにか抱えながら生きているのだと、一人一人がクローズアップして書かれてたりもするので、わかりやすく思います。
この漫画で、人を話しだけで人格を決めるのはよくないと高校生ながら思ったのもよく覚えています。
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