シュトヘルのあらすじ・作品解説
シュトヘルは、伊藤悠による青年漫画作品であり、2015年2月現在10巻まで発売されている。 連載が始められた2009年には、小学館から発行されているビックコミックスピリッツにおいて不定期掲載されていたが、2010年の7月から月刊!スピリッツに移籍されて定期的に連載されるようになった。 13世紀初頭のモンゴルや中国付近を舞台としており、現在にも伝わっている西夏文字を巡って登場人物の運命が錯綜する物語となっている。 登場人物の1人である、ユルールを中心に進んでいく物語であり、旅先の出会いや経験によって生じるユルールの成長や決意が見どころとなっている。 モンゴルの王の血を引きながらもツォグ族の族長の息子として育てられたユルールは、西夏文字を滅ぼそうとするモンゴルから逃れるために、ツォグ族から出奔して旅に出る。 朝日新聞社主催の手塚治虫文化賞の第16回における新生賞を受賞した作品であり、歴史漫画好きの人々の注目を集めている。
シュトヘルの評価
シュトヘルの感想
文字
2巻では、シュトヘルとユルールの出会いから回想されていきます。モンゴル兵を手当たり次第に殺していき、死んでいく様をみながら笑みをうかべ、フィニッシュブローは噛み付いて食いちぎるというシュトヘルの悪っぷりがすごくて読んでてひいてしまいました。こういう描写はちょっと苦手です・・。でも、それほどの悪であるシュトヘルがユルールと出会ったことをきっかけに少しずつかわっていくというのが2巻の見どころだと思います。ユルールと出会い、文字という存在をしり、その文字で仲間たちを残すことができるということに気づくシーンはとてもよかったです。3巻も楽しみです。
シュトヘルの登場キャラクター
シュトヘル
よみがな:しゅとへる ニックネーム:ウィソ 性別:女性 国籍:西夏 所属:西夏国の霊州守備隊 ポリシー:ユルールの命を守ることを最優先とする 特徴:凶賊 特技:超人的な技量を持つ 物語上での目的:仲間の仇である「虎の男」(=ハラバル)を見つけ出すこと 職業:戦士