めぞん一刻
未亡人がメインヒロインというのはアニメでは珍しいが、未亡人だからこその葛藤や悩みが周囲や本人にあり、その葛藤を上手に表現されている。そういった現実離れしすぎず、作品の世界に感情移入出来るところが、長年支持されている理由の1つだと思う。
他にも胸が熱くなるようないい場面がたくさんあるのも魅力の1つだ。
特に五代が響子にプロポーズするシーンはみんなが好きなシーンではないだろうか。その五代のプロポーズに対しての「1日でもいいから長生きして」という返事は夫に先立たれ一人残されたときの辛さを味わったからこその言葉だ。ちなみに私は「めぞん一刻」というタイトルの「一刻」とは、この少しの時間でいいから自分より長生きしてほしいという響子の五代への思いからつけられたと考えている。
また登場するキャラクターも個性的だ。だが、なぜかモテる主人公や、ヒロインを取り合うライバルなどは原作の高橋留美子作品では他にも「らんま1/2」「うる星やつら」等にも見られるところから彼女自身の王道のパターンだと考える。
最後に、私が思う「めぞん一刻」の中で一番気になることはやはり惣一郎の顔である。いつ明らかになるのだろうと思いながら見ていたのは私だけではないはずだ。
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