バツイチのエリコが、小唄と三味線に精進する話
短大を出て、新卒で結婚式場に就職し、できちゃった結婚をしたエリコ。一人娘のチカが生まれたが、離婚に至り…そんな時、小唄に出会い、お師匠さんについて習う機会に恵まれて、小唄と三味線に精進する話。 エリコの収入で、この小説のような暮らしができるのか、音を抑えてあるとはいえ、アパートで夜に練習して、急にチカがいい子になるのか、いろいろ疑問が出てくる小説ではあるが、話は面白いと思いました。 私が全く知らない、小唄と三味線の話を、一生懸命著者がかみ砕いて説明してくれているのがわかるけれど、あまり理解できなかった自分の頭が残念でした。 小唄、三味線、着物…など、和の物が好きな方には、もっと楽しい小説でしょう。 全く興味が無い私でも、エリコの小唄への情熱の注ぎ方が、羨ましいと思える、素敵な話だと思います。 ラストは、年齢を考えると意外な展開でしたが、明るい終わり方で良かったです。
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