青春とお笑いを体験
勢いのまま読んで、笑って、切なくなって、主人公二人を応援して、読み終わったらもう一度読みたくなる。そんな話でした。主人公・相川仁は言葉のいじめから人に笑われるのが大嫌い。それなのに同級生の土屋来は笑われるのが商売の漫才師になろうと、仁を口説き続ける。この二人の最初からのやりとりから話にひきこまれました。見事な関西弁のやりとりは作者久我さんの得意とするところですが、その言葉でのいじめがこの話の、仁のキーポイントで、1巻に次ぎ2巻でも笑われることへの恐怖はなくならないんだけど、だからこそ二人の相方として、恋人としての絆が深くて深くて。漫才をやることにしたのも、土屋が好きで土屋とだったらやってもええというそれのみで、こうはっきり潔い受けもなかなかないです。土屋は土屋で家庭の不和をお笑いで払拭することから漫才師を目指す訳だけど、お笑い以外はヘタレ。初めてのHもすったもんだの末できたようなもの。相...この感想を読む
4.54.5