まほろ駅前多田便利軒のあらすじ/作品解説

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まほろ駅前多田便利軒

4.384.38
文章力
4.36
ストーリー
4.43
キャラクター
4.64
設定
4.29
演出
4.29
感想数
8
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まほろ駅前多田便利軒のあらすじ・作品解説

まほろ駅前多田便利軒は、第135回直木賞を受賞した、三浦しをんの小説である。物語の舞台は東京のはずれに位置する都南西部最大の町、「まほろ市」。駅前で便利屋を営む多田啓介と、そこに転がりこんできた高校時代の同級生、行天春彦との、バツイチ30代半ばの男2人が主人公。便利屋としての仕事は、犬の飼い主探しや小学生の塾の送り迎え、はたまた恋人のふりなど。しかしこんな何でもないような依頼が、この2人にかかると何故か厄介な事になったり奇妙な事に巻き込まれたり、きな臭い状況に。そんな中で、さまざまな人間模様が描かれていく。 「別冊文芸春秋」に連載されたのは第255号から第260号。 2006年3月に文芸春秋社より単行本が刊行され、その後漫画、映画、テレビドラマにもなり、この2人の物語は、外伝「まほろ駅前番外地」、続編「まほろ駅前狂想曲」へと続いていく。映画は瑛太(多田啓介)と松田龍平(行天春彦)主演で2011年4月に公開された。

まほろ駅前多田便利軒の評価

総合評価
4.384.38
(8件)
文章力
4.364.36
ストーリー
4.434.43
キャラクター
4.644.64
設定
4.294.29
演出
4.294.29

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まほろ駅前多田便利軒の感想

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三浦しをんの代表作

三浦しをんを一大スターダムに押し上げた作品軽妙な切り口のエッセイや、『風が強く吹いている』などで人気がある三浦しをん。その代表作が、『まほろ駅前多田便利軒(以下、まほろ便利軒)』だ。同作品は2006年に直木賞を受賞。瑛太、松田龍平主演で、映画やドラマになっていることからも有名な作品だ。三浦しをんは『私が語り始めた彼は』で山本周五郎賞候補、『むかしのはなし』で直木賞候補に挙がっていたが、『まほろ便利軒』が評価を得るに至った経緯を密に見ていきたい。『まほろ便利軒』のストーリーはそれほど複雑なものではない。西東京の架空の都市・まほろ市で便利屋を営む多田が、同級生の行天と再会するというところから物語はスタートする。勝手に居候になった行天と一緒に、便利屋としての依頼をこなしていく多田。二人に依頼をもたらすのは、どこかマイペースなまほろの住人たちだ。マイペースな住人の依頼に、多田と行天はマイペース...この感想を読む

3.53.5
  • すらりすらり
  • 140view
  • 2129文字
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感想をもっと見る(8件)

まほろ駅前多田便利軒の登場キャラクター

多田啓介

行天春彦

まほろ駅前多田便利軒の名言

不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。

行天春彦

ある青年から実の両親の暮らしぶりを知りたいという依頼を受けたものの、多田は真実を解明することはみなを不幸にするのではないかと及び腰である。行天が言った鋭い一言。

悪意がなかったからといって、罪ではないということにはならない

多田啓介

多田は自分の子どもではないかもしれない疑念を抱えたまま父親となった。不慮の事故によりその幼き子を失ったことで罪の意識に苛まれている。行天は多田のせいではないことを告げるが、多田の抱える絶望的な悲しみが表れた一言。

幸福は再生する。形を変え、さまざまな姿で、それを求める人たたあのところへ、何度でも

多田啓介

高校時代、行天に傷を負わせてしまったことを悔やんでいた多田。「すべてが元通りとはいかなくても、修復することはできる」と声をかける行天。行天との再会を果たし仕事をすることで、多田が気付く。

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