ひとことで言うと観光小説かな
県の観光振興をはかる職員たちが精一杯に考え取り組む話ににラブロマを絡めた物語。 新聞の連載小説を本にしたもの。表紙が目にとまり購入しました。 舞台は四国にある高知県!あんまり印象に残っていなかった私もこの本を読んだことでちょっとは印象的になりましたよ。この県庁には一風変わった課が存在する。その名もおもてなし課。主人公の掛水という。おもてなし課にスカウトされた多紀。小説家の吉門。そして、過去にパンダ招致論で物議を醸し出して県庁を去った清遠。民宿を営む。そして、その娘の佐和。 基本ほのぼのとした感じで驚くようなこともなく、高知県の名所案内をしながら読ませることで、この本自体が地域復興にもっとも貢献しているといえよう。フィクションだが、実際の人物を参考にしているところがありそう。 子供のころに著者が父親に県内をいろいろ連れまわされた思い出も生きているらしい。おもてなし課自体も物語の中の課ではなく実際に存在しているらしい。 アイディアも良いし、ストーリーもまぁまぁ良い。 でももうちょっと工夫して欲しかったと思うのは私だけかな。
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