レインツリーの国のあらすじ/作品解説

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レインツリーの国

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文章力
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ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
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レインツリーの国のあらすじ・作品解説

レインツリーの国は、2006年に発行された有川浩による小説作品。発行元は新潮社。 有川浩の小説「図書館戦争」シリーズに登場した架空の小説だったが、著者が実際に執筆・作品化したものである。 主人公・向坂伸行は、学生時代に夢中になった小説を、ふと思い立ってインターネットで検索した。すると、自分が抱いたものと同じような感想を見つける。そのブログサイトの管理人である女性とメールでやりとりし、次第に心惹かれていく伸行だが、じつは彼女は難聴だった…というストーリー。 もともとは作中作だったが人気が高い作品であり、雑誌「ダ・ヴィンチ」で行われた有川浩の作品内での好きなカップルベスト10で、主人公カップルは第10位にランクインしている。 2007年、NHK-FMのドラマ番組「FMシアター」でラジオドラマ化されたものが放送されており、さらに玉森裕太、西内まりや主演で映画化したものが、2015年11月に公開予定である。(2015年7月時点)

レインツリーの国の評価

総合評価
3.633.63
(4件)
文章力
4.384.38
ストーリー
3.633.63
キャラクター
3.883.88
設定
3.753.75
演出
4.004.00

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レインツリーの国の感想

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甘々な恋愛ストーリーに惹かれた!

メールでのやりとりが素敵映画化になった有川浩さんの小説。まだ映画を観ていない状態で、やっぱり原作を先に読まなくては!とあらすじなどの予備知識なしで読んだけれど、相変わらずの有川さんならではの甘々な恋愛小説!そして、伸行とひとみの出会いがひとみのサイト経由というのが面白い。サイトで知り合った男女の恋物語自体は珍しくはないが、きっかけが昔読んでいたライトノベル『フェアリーゲーム』のレビューというのが読書好きとしては憧れる。読書好きなら、共通の本を通して異性と出会ってみたい!と思うことがあるのかなぁ、と。だから、ストーリーの展開にのめり込んで読むスピードが自然と早くなった。2人のメールのやり取りを文章にしている割合が多く、読みやすかったからもあるけれど。実際に2人が会うようになってからも、メールでのやり取りの場面が多く、それがこのストーリーならではの構成で楽しい。チャット形式の連絡手段が主流に...この感想を読む

5.05.0
  • 赤クラゲ赤クラゲ
  • 228view
  • 2140文字
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レインツリーの国の登場キャラクター

向坂伸行

レインツリーの国の名言

最初から分かるはずのないもん、「分からんから言うても無駄や」で逃げられたら話をしたい俺は置いてけぼりや。

向坂伸行

耳が聞こえない女の子が自分に自信がなく、どうせ誰にもわかってもらえないと言う場面で、主人公が彼女に言った言葉

仲直りするためのケンカしようや………

向坂伸行

ひとみさんと、チャットで交流が再開し始めの会話から。

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