県庁おもてなし課の評価
県庁おもてなし課についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
県庁おもてなし課の感想
高知県の観光ブック
高知県庁おもてなし課に配属された青年と、地元の女の子のお話。有川さんの小説の場合、この時点でこの二人がくっつく(笑)のはもうお約束。それはさておき、これに出てくる「小説家」の偉そうなことと言ったらない。なんとなく読んでいて、嫌な気持ちになったのはそこに「有川浩」の姿が見え隠れし、公務員批判をしている本ととらえている自分がいたからだろう。お役所仕事、という言葉があるように、公務員の仕事の進め方は遅い。ただ、日本の一般企業はやはり保守体制も多いから、批判出来る人の方が少ないのではとも思う。外から、批判をするのは、本当に簡単ですから。ただ、高知県て桂浜と四万十川ぐらいだろうと思っていた自分には、小説を読んで、行ってみたいな、と感じた。そういう意味で、観光ブックとしての面白さはあった。