阪急電車のあらすじ/作品解説

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阪急電車

4.314.31
文章力
4.58
ストーリー
4.33
キャラクター
4.17
設定
4.33
演出
4.83
感想数
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阪急電車のあらすじ・作品解説

阪急電車は有川浩の作品で2008年に幻冬舎から出版され、その後2011年には中谷美紀主演で映画化もされ11.4億円の配給となった。 本作品は阪急今津線の8つの駅を舞台として全16話で構成されており、小説のタイトルにそれぞれの駅名が付けられ、一見すると各々が独立した短編集のようだが、実はそれぞれが組み合わさった連作集となっている。 所要時間わずか14分の短い路線だが、通勤や通学で毎日使う電車の中で繰り広げられる日常の会話や小さな出来事から始まり、「あっ、もしかしてこんなシチュエーションで生まれるドラマってあり得るかも?」と読者に想像力を膨らませるところが作者の上手さ。基本的に多くの作品が女性目線で書かれており、呼吸をするように恋愛に発展するのも他の作品同様に有川浩ワールドの真骨頂であるが、連作集ゆえに清涼感があふれる仕上がりになっていて、読み終わった後にほっこり、かつ満足感を得られることが出来る。

阪急電車の評価

総合評価
4.314.31
(8件)
文章力
4.584.58
ストーリー
4.334.33
キャラクター
4.174.17
設定
4.334.33
演出
4.834.83

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阪急電車の登場キャラクター

高瀬翔子

よみがな:たかせ しょうこ

萩原時江

森岡ミサ

阪急電車の名言

価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。

森岡ミサ

彼氏との関係に悩むミサが、電車で出会った主婦との会話の中で言った。

あなたみたいな女の子は、きっとこれからいっぱい損をするわ。だけど、見ている人も絶対いるから。あなたのことをカッコいいと思う人もいっぱいいるから。

高瀬翔子

同級生にいじめられている小学生に出逢い、気丈に振る舞う彼女に翔子がこの言葉を贈りました。変に慰めない翔子の励ましは、凛としている彼女のかっこよさがよく表れています。

行動力があって後悔しない決意があるなら殴り返したほうがよほどすっきりするわ

萩原時江

電車で居合わせた老婦人が、恋人を寝取られた主人公にかけた言葉。

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