映像が印象的 - インビジブルの感想

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映画レビュー数 5,784件

映像が印象的

3.53.5
映像
4.0
脚本
3.5
キャスト
3.0
音楽
3.5
演出
4.0

有名なウェルズの「透明人間」を元ネタとして、現代映画として新しくリメイクしたものです。 透明人間はしばしば翻案やリメイクの題材になっていますが、本作に特徴的なのはそのSFXの効果的な使われ方です。 軍の研究所で透明になる薬が研究され、主人公となる天才研究者が開発に成功し、自ら透明になってみせます。しかし透明化には成功したものの、元に戻ることが不可能になります。 なんとかしようと研究チームは焦るものの、主人公はフラストレーションがたまり、透明であるのを利用して次々に犯罪に手を染めていきます。 あまつさえ軍に研究の実態を報告しようとした仲間たちを血祭りに上げていきますが、恋人である女性研究者の機転によって倒されてしまいます。 この一連のストーリーの中での透明になる経過、また透明である主人公の行動、最後の対決シーンでも、映像が効果的に使われており、ストーリーは単純ですがその辺りのセンスは優れてると思いました。

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他のレビュアーの感想・評価

透明になることで剥き出しになる狂気

ポール・バーホーベン監督の、透明人間をテーマにしたサスペンス風の作品です。ケビン・ベーコンさんが演じるとある天才科学者が自ら、透明人間の研究の実験台となるのですが、ある理由で戻れなくなってしまったことでだんだん雰囲気が変わっていきます。透明になる過程での血管などのCGが綺麗で、すごいなと思いました。ああゆう気質の人が透明になったら、やっぱり自制がきかなくなってあんな事までしてしまうのかと思いましたが、最初は別に悪人ではなかったので、ちょっと可哀想だなぁとも思いましたね。まさに悲劇、という感じです。でも透明になるなんてシステムは自然界ではあり得ませんし、いざそうなって戻れなくなってしまったら、誰でも不自然に気が狂い、欲望がエスカレートしていく可能性があるのかも知れません。そういった意味でも恐い映画だなと思いましたが、映像も綺麗で終始ハラハラドキドキできて楽しめました。この感想を読む

4.54.5
  • 綾眼ニャンコ綾眼ニャンコ
  • 113view
  • 388文字

透明人間になれたら、なにをしたい?

もしも透明人間になる事ができるなら?人間誰しも、一度はそう考えたことがあるとは思います。私もそんな「もしも」を考えた事があるのですが、服まで透明にはできないから冬は寒そうだなあとか、、食べたものが胃の中で丸見えになるから無銭飲食はできないなあとかで、結局は覗きくらいしか使えないな、というどうしようもない結論に辿り着きました。他に有意義な使い方ってありますか?そんな長年の疑問を抱きつつ観る事になった本作。もう主人公が気持ちいい程やりたい放題し放題。透明になったら人間って脳みそのタガが外れるらしい。そりゃ常時裸で誰にも見咎められないってだけで、気持ちは野生に返ろうというものです。結論「透明人間になると、人殺しが上手くなる」まぶたも透明になるらしく、明かりがつくと眩しさに耐えられないという描写がやけにリアルでおもしろいと思いました。この感想を読む

4.54.5
  • ピッチャーピッチャー
  • 124view
  • 368文字

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