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- 東野圭吾の名作
4.134.13
- 文章力
- 4.31
- ストーリー
- 4.06
- キャラクター
- 4.06
- 設定
- 4.31
- 演出
- 4.25
- 感想数
- 8
- 読んだ人
- 24
大阪にある廃墟ビルにてある人間が殺された。
その殺された人間は質屋をやっている人物だった。
物騒な世の中ですね。
操作の結果犯人は捕まらなかったが、質屋の息子と容疑者と言われた西本文代氏の娘、雪穂。
警察は一体何をしているんでしょうか。
まぁその二人の周りにはなんともいえない不気味な空気が放たれていて、
どんどん物語は深い事件に巻き込まれていく。
物語の中には多種多様な人々が出てくるのですが、
そのひとりひとりの人生が最後にはひとつの物語へと収束していくため、
著者の技術力に圧倒されてしまいました。
読み終えたあとやっぱりすごいなこの著者はって一人で感心したくらいです。
やっぱりいかに表現するか、いかに文章で人に想像させ伝えることができるか。
巧みに計算されているこの物語。本当に凄まじいし感動ものです。
一つ一つの物語に文才を感じさせられる一方でほんっと書き手としても読み手としても
学べるものだと思いました。私もこのくらい文章力を身につけたいものです。
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他のレビュアーの感想・評価
幸せになってほしいと願う
一人の少年と、一人の少女の物語。 彼らは、お互いのために殺人を重ねていきます。 そうしなければ生きられない。選択肢が一つしかない。そんな風に追い詰められていくのです。 でもこれは、純愛の物語だと思います。 人を殺してはいけないけれど、それだけで裁かれるには、彼らは純粋すぎたのだと思います。 どうか、見つからないようにどうか幸せになってほしいと願うのですが、その願いは神様には届きません。そして、少年は・・・ 殺人を犯す前に、誰か他の大人たちが彼らを助けることはできなかったのか、そこが悔やまれてなりません。 その残酷さが、この世の常なのですかね。 最後の最後には、どうか笑って人生を過ごすことができますように。 そう思います。
5.05.0
毒
タイトルに「古さ」を感じました。なぜか?それは日本語の本来の美しさがタイトルになっているからだと思います。この作品は時間軸がかなり長いので、登場人物がなかり多いです。自分が主人公のような心理状況になることが多い作品だったので、問題に対して、どうするのか問われ続けているような苦しさがありました。読んでいて、しんどかったです。笑そして、この作品は、なにか、ボクの中の「毒」を描いているような、投影されているような気分になります。しかーし、少し前の作品なので、なんとなく、テレビなどを通して謎がわかっている状態で読んだので、オチが途中でわかってしまったのが残念でした。でも、面白かったです。
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4.04.0
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