結婚についてのエッセイ集
著者は、「恋愛体質」なのだそうです。すぐに好きな人ができやすいのだとか。 そういう「恋愛体質」な著者から見た、心の奥底に巣食う「結婚願望」と、「結婚の現実」をまっすぐに見つめた、エッセイ集です。 著者自体は、20代という早いうちに結婚したけれど、結婚は破綻し、離婚。この本を書いた頃は独身です。が、この2年後、再婚しているのだそうで。 エッセイからもわかるのですが、著者は「結婚したい人」なのですね。 結婚に向くのは、「非恋愛体質」の人なのだと。そしてどうして結婚したくなるのかというと、「みんな結婚しているから」だ、という説明よりも、「結婚したくなるほど好かれている(能力ではなく人格が認められている)」事が嬉しくて結婚する、方が、夢があっていいな、と思いました。 ある程度の歳になると、独身者は周囲から浮いてしまう…というのは、既婚者的視点だなぁ、とも思いました。 「恋愛体質」で、結局再婚した著者は、人生勝ち組、という事?と、著者の自慢のような物を感じてしまった私は、心が狭いのかもしれません。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)