かなえられない恋のためにの評価
かなえられない恋のためにの感想
等身大の、恋愛エッセイ
著者の等身大の、恋愛エッセイの本です。まえがき、あとがき、は、本文を楽しむために、大切な文章なので、飛ばさずにしっかり読んでほしいです。本文の中では、「書くしかないの」というエッセイが、切なくて、切羽詰まっている感じで、一番心に残りました。著者の思いこみなのかも、とも思うけれど、親くらいしか、「あなたは書かなくてもいいのよ」と言ってくれないのは、とても辛い状況なのではないかなと思うのです。確か、著者はうつ病を発症するのですよね。。さにあらん、という感じです。正直で、読みやすく、面白いエッセイだと思うのですが、小説の方が、この著者の良さが引き出されている感じがするので、★をちょっぴり減らしました。