嘘をもうひとつだけの評価
嘘をもうひとつだけの感想
嘘
嘘をつかない人間はいないでしょう。人は色々なときに嘘をつきます。悪事を隠すため、見栄を張るため、誰かをかばうため、誰かを喜ばせるため、誰かを陥れるため・・・この本の中にも色々な嘘が出てきます。そしてその嘘を見抜いていくのが、この作家さんの作品の中ではおなじみの加賀という刑事さん。加賀さんは少々洞察力がありすぎるような気もしますが(実際にこんな刑事さんがいたら、この日本に解決できない事件なんかないでしょうね)「加賀さんだからあるかもしれない」と思わせてくれます。それだけ加賀さんはすごい刑事さんなのです。この作家さんが好きな方のなかには、加賀さんファンも多いことでしょう。短編集なので気軽に読み始めることが出来ます。