ダンボのあらすじ・作品解説
「ダンボ」の小説版は、ディズニー映画を元に「偕成社」から1998年4月に発売されている児童文学である。 著者である橘高弓枝は、他にも多くのディズニー名作を文章にしている。 160ページからなる単行本は、小学3、4年生を対象としている。 ストーリーは、耳の大きな赤ちゃん象がコウノトリによって、あるサーカス団に所属しているジャンボと呼ばれた象のもとに届けられることから始まる。ジャンボはその赤ちゃん象を自分の子として育てることにした。ある日、サーカスを見に来た子どもにより赤ちゃん象がいたずらされているのに怒ったジャンボは、子どもをお仕置きしてしまう。止めに入ったサーカス団員も投げ飛ばしてしまい、ジャンボと耳の大きな赤ちゃんは引き離されてしまう。不憫に思ったサーカス団員のネズミのティモシーが、赤ちゃん象が大きな耳で空を飛べる事を発見し、耳の大きな赤ちゃん象はサーカスの人気者となり、ジャンボとの再開を果たすことができた。
ダンボの評価
ダンボの感想
コンプレックスをいかす。
コンプレックスをいかしていきるというのはとても難しいけど大切なことだと思う。この絵本の主人公であるダンボという子どもの象は、耳が大きいことがコンプレックスでした。しかし、その大きな耳をいかして空を飛んでしまいます。最初はうじうじしているけど、ラストに近づくにつれてどんどん前向きになっていく感じがとてもよい。ちいさいときからこういう本を読みきかせることで、コンプレックスを前向きにとらえられる子に育つのでは?と思いました。絵本全体の色彩が独特で、大人がよむのにもよさそう。センスがよい。ディズニーが映画にもしているから、絵本で気に入ったら映画をみるとよいと思う。
ダンボの物語が好きです
この復刻版の絵本の色合いが好きです。柔らかくて、優しくて、ダンボの物語にとても合っていると思います。小さいダンボのお母さんと別れ別れで頑張る姿が、もうとても泣けてきてしまって…最後みんな幸せになるしとても良いお話だと思います。耳がでかいだけで、この世の不幸を全部背負ったかのような話だったのに、最後はハッピーエンドにもっていくのですごいなぁと思います。離れ離れの間の母像の切なさを思うと、これまた泣けてくるのですが、そんこんなを含めてハッピーエンドにしてしまうのが良いなぁと思います。そして、コンプレックスの耳を使って空を飛んじゃうのが、すごく良いなぁと思うのです。