ナラタージュの登場キャラクター
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工藤泉
よみがな:くどういずみ 性別:女性 国籍:日本 住まい:1人暮らし 特徴:高校の演劇部の手伝いを機会に止まっていた葉山との関係が動き出す 価値観:葉山のずるい態度に失望 物語上での目的:妻が帰って来る身で行為におよぶ葉山に違和感を感じ関係の終結を求めた 学年:大学2年生 専攻:国文学 両親:父の仕事のためド...
葉山貴司
よみがな:はやまたかし 年齢(作品時):32歳 性別:男性 国籍:日本 所属:演劇部 特徴:演劇部顧問 物語上での目的:妻の帰りを待つことに耐えられずに泉に依存するようにすがり付こうとした 職業:高校教諭 妻:嫁姑の関係が上手く行かず精神に異常をきたし事件を起こしてしまった 育ち:母子家庭育ち
小野玲二
よみがな:おのれいじ 性別:男性 国籍:日本 所属:理系(生物系)の学部 特徴:大学生 出身:長野県 サークル:演劇サークル 担当:トロンボーン 音楽:新旧洋邦問わず造詣が深い 高校時代:ブラスバンド部
塚本柚子
よみがな:つかもとゆずこ 性別:女性 国籍:日本 所属:演劇部 特徴:学校に張り出す演劇公演を告知するポスターに絵を描くことになる 特技:絵を描くこと 物語上での目的:歩道橋の上から飛び降り自殺をはかる 学年:高校3年生 部活:演劇部を引退する 家庭:母子家庭
ナラタージュの感想
島本理生 ガチの恋愛小説 その秀逸さと稚拙さ
島本理生、初の書きおろし作品!本作は2005年に発行されている。島本理生にとっては初の書きおろしで、執筆開始当初に予想したより枚数が大幅に増えてしまったらしく、読者が呼んでくれるか心配した、というエピソードが残っている。しかし出版されるとすぐにヒットし、2006年、宝島社の「この恋愛小説がすごい!」で第1位という評価を得た。読んだ後で知ったのだが、近く映画化もされると言うことで、今後も彼女の代表作という扱いの作品であることは疑い得ない。作者が書きたいことを、すべてを凝縮し(中略)たら、この本になりました、というこの時期の彼女を表す一作でもある。わたし自身の感想としては、主人公二人の恋愛の描写や顛末は秀逸、しかし脇のキャラたちが上手く主題に絡めず邪魔、というところだ。以下で詳細に分析していこう。 ○○賞候補が多い島本理生本作は山本周五郎賞の候補作になったものの、大賞は取れなかった。上記の...この感想を読む