容疑者Xの献身のあらすじ/作品解説

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容疑者Xの献身

4.674.67
文章力
4.45
ストーリー
4.60
キャラクター
4.25
設定
4.50
演出
4.25
感想数
12
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40

容疑者Xの献身のあらすじ・作品解説

『容疑者Xの献身』は、東野圭吾による推理小説『探偵ガリレオ』シリーズの第3弾にあたる長編作品。 花岡靖子とその娘、美里の親子は、靖子の元夫である富樫を大喧嘩の末に殺害してしまう。その後に起こる事態を想像して憔悴する花岡親子に、隣人であり、靖子に恋心を抱く天才数学者、石神哲哉が救いの手を差しのべる。天才的な数学の才を持ちながら、高校の数学教師に甘んじる石神は、愛する女性のために完全犯罪の計画を決意する。事件を追う刑事、草薙はあと一歩のところで真相を掴めず、友人である物理学者に助けを求める。草薙に助けを求められた天才物理学者、湯川学は、始めは事件に興味を示すことは無かったものの、大学の同期であり、自身に「天才」と言わしめた石神が犯行に関係しているということを知り、独自に解明に向けて動き出す。 「第6回本格ミステリ大賞」、「第134回直木三十五賞」を受賞しており、主人公である湯川役に福山雅治、対決する天才数学者、石神役に堤真一を迎えた映画化がなされるなど、高い評価を受けている作品である。

容疑者Xの献身の評価

総合評価
4.674.67
(12件)
文章力
4.454.45
ストーリー
4.604.60
キャラクター
4.254.25
設定
4.504.50
演出
4.254.25

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容疑者Xの献身の感想

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献身的な愛

ガリレオシリーズの中の一作ではあるが、物理学者湯川の側面よりも、一人の人間としての湯川の側面が表に出てくる今作。トリックに科学の一面がないわけではないが、人を思う気持ちがここまで大きなものになり得るのか、と感動すら覚える一作。他人を助けるために、ここまでのことができるのだろか、しかも見返りもなしに……。読後は、ラストのどんでん返しも驚きだが、この内面の問いの方が大きくなっていく。天才物理学者vs天才数学者、と煽りがつくことの多い本作だが、帝都大学(立ち位置は東大か)と高校の教師、スマートな湯川とだるまの石神など、ポジションもスタイルも、対比されて描かれている。映画化されるとき、堤真一が石神と聞いて、かっこよすぎる…と思ったが、これがまた、凄まじい好演で、ぴったりなのだ。少し老けた感じを出すために、前髪を抜いて額を広くしたという。映画もおすすめできる、傑作です。この感想を読む

5.05.0
  • saya0728saya0728
  • 168view
  • 385文字

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容疑者Xの献身の登場キャラクター

湯川学

よみがな:ゆかわまなぶ ニックネーム:ガリレオ(先生) 性別:男 国籍:日本 所属:帝都大学 理工学部物理学科第十三研究室 性格:偏屈 趣味:バドミントン 苦手なもの:子供 学歴:帝都大学理工学部卒業 好きな飲み物:インスタントコーヒー 得意な科目:物理

容疑者Xの献身の名言

人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っている事がある。

湯川学

犯人である石神が、女性の殺人を庇い罪をかぶろうとしたが、トリックが見破られて悲しい結末になった場面。

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