黒笑小説の評価
黒笑小説の感想
タイトル通りの一冊。
ブラックユーモアが炸裂している短編集です。13編のなかには、「巨乳妄想症候群」、「インポグラ」など下ネタ系という感じの作品もあったけど、前半の4編の「モウひとつの助走」、「線香花火」、「過去の人」、「選考会」と文壇を皮肉たっぷりに綴った作品が圧倒的に面白い!著者自身、直木賞を受賞するまでに年月がかかっていることを思うと、ご自身の気持ちを綴った部分もあるのかなあと興味深かかったです。「臨海家族」では、身につまされる思い。我が家にライダーもの、戦隊物が好きな子供がいます。おもちゃのCMに、熱い視線(汗) 新しいおもちゃに奔走させられたことがあったなあ・・