ぼくのメジャースプーンの評価
ぼくのメジャースプーンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
ぼくのメジャースプーンの感想
期待が大き過ぎたか?
タイトルはずっと前から聞いたことがあり。やっと読めて良かったのだけれど、期待が大き過ぎたかもしれない。まず「メジャースプーン」の役割がよく分からなかった。それが悪意を掬い取ってはかることと結び付けられているのは分かる。でも無理矢理出現させられた小道具のような気がしてしまう。たとえで出て来るだけならまだしも、うさぎの石が付いていて、そのうちひとつを主人公がもらって、というのはなんだか浮いて感じてしまった。秋先生や月ちゃん、恭司まで出て来たのは嬉しかったし、あれで解明されなかった謎がここで明かされるとは!と分かった時には興奮したものの、全体的な面白さはイマイチ。復讐はどこまで許されるもので、人の命はどれほど重いものなのかというのも、正解はないということが言いたかったのだろうか。もやもや。