カラマーゾフの妹は不滅の名作になれるか
歴史的な名作の続編を、認める?認めない?この作品は、フョードル・ドストエフスキーの名作の続編を書いたものですが、続編のあらすじを推理して書いた推理小説です。しかし、「カラマーゾフの兄弟」の事件の謎も推理しており、2重の推理小説になっています。人気のある名作の続編であるだけに、この作品への評価は割れています。絶賛している人がいる一方で、評価しないという人も多くいるようです。その原因としては、おそらくストーリをまとめたような短い作品であること。細かい設定に無理がある部分がある、ことなどが主な原因ではないかと思われます。フョードル・ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は、読むのをためらう人も多い大変な長編です。そのため、書き出し部分には十分なほどの詳細な状況説明や幅広い人物の紹介が書き込まれています。それが「カラマーゾフの兄弟」の独特の世界を作り出しているともいえます。しかし、続編である「...この感想を読む
4.54.5
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