ボールのようなことば。の評価
ボールのようなことば。の感想
流石!!
タイトルに「イイネ!!」を押したくなるくらい、ボクはこのタイトルの言葉の羅列が好きです。「ボールのようなことば」から、「キャッチボールのように、相手とリズミカルに話すことば?」「ふんわり弧を描くように、ゆっくりとした空間の中で話すコミュニケーション?」「親と子のきずな?」「野球?」というように、様々な言葉が連想できて、ボクは楽しくて、好きです。流石、コピーライターの一面をもつ、糸井さんです。実際の中身は糸井さんがツイートなどでつぶやいた言葉の中から、若者に向けて言葉を集約した一冊。じぶんの「よくないところ」というのは、 じぶんの「いいところ」が存在するための、理由だったりするんです。ここがボクは好きです。
贈り物にもオススメしたい作品
やわらい、やわらかーい言葉で書いてある。まさに、ボールのようだ。ことばとことばの間に優しいイラストがある。ホンワカする。本作品は、2007~2011年に東京糸井重里事務所より刊行された『小さなことば』シリーズの単行本、計5冊から抜粋・再編集して構成されている。選りすぐりのことばが詰まった作品だ。糸井重里さんのゆるーい思想が詰まっているといってもいい。読者に「肩の力を抜いて」と語りかけているようだ。私はプレゼントとしてこの本をいただいた。贈ってくれた人の温かくやさしい人となりを感じることができた。贈り物としてもオススメできる作品だ。