1位でなければ2位も100位も一緒!!
南九条あやめ
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「銀の匙 Silver Spoon」は、2011年から週刊少年サンデーで連載が開始された学園漫画である。舞台となる学園は、北海道の農業高校学校で、ここに主人公である男子「八軒勇吾(はちけんゆうご)」が入学したところからストーリーが始まる。農業従事者の子供が多く通う学校で、珍しく彼は一般サラリーメン家庭の子供である。初めて体験する農業や牧畜の作業に慣れず、とまどいつつも他の生徒や教師達のアドバイスなどを受けながら成長していく姿が綿密に描かれている。 また特筆すべきなのが、彼が家畜の屠殺の問題に直面して悩み、命の尊さと食の大切さの両面を考察しつつ乗り越えていく、奥深い場面が織り込まれていることである。また、クラスメイト達の実家でバイトなども体験し、農作業の大変さやコスト管理の厳しさといった問題を提示していることも魅力である。 コミックは2013年時点で累計1,000万部を超え、テレビアニメや実写映画化もされている。
満を持してのアグリカルチャー漫画漫画好きなら荒川弘氏の『鋼の錬金術師』は、タイトルだけでもご存知でしょう。一時期多くの読者から男性だと思われていた作家さんですが、骨太で力強い作風にあって、随所に差し込まれた所帯じみた描写(悪い意味ではありません)に違和感を覚えていたので、女性であることを知って得心したものでした。この作家さんの描く人物の腕は、男女問わず実に健康的です。短く切りそろえられた爪を持つ太い指は、まぎれもなく勤勉に働く労働者のもの。その労苦と喜びを知り、とても健全な環境で心身を育まれた人に特有の、強いパワーが作品からみなぎっていたのですよ。そして大喝采を得たハガレン終了後に発表されたのが、この『銀の匙 Silver Spoon』。「銀の匙を咥えて生まれてきた子供は食べるのに困らない」と、咄嗟に思い出したのは英国の諺でしたが、まさにそれを表したタイトルだったのでした。生まれて来た我が子には、...この感想を読む
4巻では、買った豚丼のお肉をとにかく食べまくります。バイトのお給料で豚丼のお肉を買う事を決意した八軒のこと、本当に大丈夫なのかと心配してたけど、しっかり自分の中で気持ちに折り合いをつけて行動にでていた八軒がすごいなと思いました。どんどんたくましくなっていきますね。あと、あんだけ嫌がってた実家にベーコンを送るシーンもよかった。実家から遠ざかろうとしてみせているけどやっぱりなんだかんだ言って家族のことが気になるみたいですね。早く仲直りできたらいいなあって思いました。どんどん面白くなっていく銀の匙、次回も楽しみです。農業高校の生活がすごく楽しそうなまんがです。
作者の荒川弘先生は北海道の農家出身なのだそうですね。リアルな農業の様子が分かり、食物を作ることには縁の無い側としてはとても面白いです。元々農業専攻じゃなかったのに、学力争いに疲れて入学した主人公、八軒 勇吾がワイルドな農業学校でたくましくなっていく様子がいいです。学校の生徒はみんな個性派揃いで、農業とは無縁のサラリーマン家庭に育った八軒にはとてもついていけないところもあったけど、今までとは違う学校生活がとても楽しそうです。見ていても、こういう学校に通いたいなと思います。友達に農業関係者がいるので、そういう人にもすすめたいと思うマンガです。
よみがな:はちけんゆうご 年齢(作品時):16歳 性別:男 国籍:日本 住まい:大蝦夷農業高校学生寮 所属:1年D組 性格:真面目 特徴:眼鏡 趣味:勉強 特技:馬術 トラウマ:勉強の失敗
よみがな:みかげ あき 性別:女 所属:馬術部 性格:明朗で素直 特徴:ショートカットヘア 特技:乗馬 出身中学:清水一中 夢:馬に関わる仕事に就くこと 家業:酪農 欠点:恋愛に疎い
よみがな:ときわけいじ 性別:男性 国籍:日本 所属:空手部 性格:悪気はないが考えが浅い ポリシー:勉強以外は知恵が回る 特徴:大きな三白眼 価値観:頭が悪い 特技:鶏の生態や飼育法についての知識が豊富 癖:浪費癖
南九条あやめ
常に1位を目指して努力する必要がある
大川進英
主人公が自分のことで迷っているシーン
八軒勇吾
畜産経営の見学をし、これまで自分が見聞してきたことを振り返り出た一言。