芸術は永遠、興亡は一瞬
ナルサス
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アルスラーン戦記は講談社別冊少年マガジン2013年8月号から連載を開始した荒川弘による漫画作品である。原作は累計発行部数600万部を記録した田中芳樹著の大ベストセラー小説、アルスラーン戦記シリーズ。田中芳樹著のアルスラーン戦記シリーズは過去にも角川書店ASUKAファンタジーDXで中村地里によって連載されていた。 この作品は大国パルスの王子アルスラーンが戦乱の渦に飲み込まれ、激動の数々を経て英雄へと成長していく姿を描いたヒロイックファンタジー漫画である。 アルスラーン戦記シリーズは過去にもメディアミックス展開され、劇場版、OVA、ビデオゲームなどが作られた。荒川弘版のアルスラーン戦記も様々にメディアミックス展開されている。2015年4月にテレビアニメ化され、TBS系列の各局にて放映。2016年には2期アニメの制作も決まっている。 また、2015年10月には無双シリーズとコラボレーションしたプレイステーション用ソフト「アルスラーン戦記×無双」が発売された。
有名作家と有名漫画家のコラボ。絶対に外せない一作『鋼の錬金術師』を知らない漫画好きは、そうはいない。同じように、『銀河英雄伝説』の名前を聞いたことのない小説好きは少ないだろう。『銀河英雄伝説』の作者・田中 芳樹の小説『アルスラーン戦記』を、 『鋼の錬金術師』 の荒川弘がコミカライズした。このコラボレーションは、漫画好き・小説好きの胸を躍らせたに違いない。だが、同時に双方の好事家たちの頭をよぎったのは、「果たして今作品が成功するのか」であろう。むろん、いまだ未完とはいえ『アルスラーン戦記』の面白さは数多の読者家の知るところであるし、『鋼の錬金術師』の人気を示した数々のデータ(コミックスの発行部数や、『鋼の錬金術師』連載当時の月刊少年ガンガンの売り上げ)は、もはやガンガンの伝説と化している。しかし、だからといって商業的に成功するかどうか、保障は全くないのが出版業界の恐ろしいポイントだ。ここでい...この感想を読む
でてくる登場人物このアニメにおいて大切な存在であるのは家臣でしょう。口説くの大好きっこ、下手な画家、最強の剣士、どれをとっても最高の家臣です。また、下手な画家がなぜか最強の剣士であり、最強の戦略家。アルスラーンの器をためしながらも、しっかりと自分の考えも示し、戦っていく姿はすばらしいです。さらに、口説くの大好きっこのキャラもいい。女の子大好き君ですが、実際は誠実で強い。アルスラーンのピンチを幾度となく助けるところにギャップを感じとれる。また、ファランギースとのやり取りは癒される。しかも、実はこのファランギースも最強という設定、かっこよすぎです。だが、敵もさながらほんとうに強いので、剣士の戦いはもうハリウッド映画なみだといっていいでしょう。映画とマンガはたしかに違うが、この物語のキャラクターの描写と表現がとても現実的である。さらに、よく見るとキャラクターごとに戦い方が実は異なっているとこ...この感想を読む
現実にも通ずる名言とアルスラーンの姿勢奴隷制度と宗教問題のあり方について問題定義する場面が多々見受けられるアルスラーン戦記。主人公のアルスラーンはパルスの王子としてこの問題を解決すべく苦悩するわけですが、戦略の師・ナルサスに言われた言葉が、その後のアルスラーンの在り方を大きく変える事になります。ナルサス「蛮人は、他人にも大切なものがあるというのを理解しないのです。」そう告げられたアルスラーンは、相手を理解する事の本当の意味を理解します。押し付けの正義ではなく、互いに理解し尊重しあう事が解決の糸口になる事を、ナルサスの助言から察したのでしょう。これは現実社会の人権問題や宗教問題にも通ずるものがあると、私は思います。つい目をつむってしまう不都合な現実や、自分の問題を逃避して他人を蔑んでしまう人の愚かさ。それに気づかせてくれるアルスラーン戦記だからこそ、娯楽歴史作品としても非常に魅力的なので...この感想を読む
よみがな:あるすらーん ニックネーム:(王位継承後)解放王 年齢(作品時):14歳(作品開始時) 性別:男 国籍:パルス国 性格:温厚で繊細な性格。身分に拘らず他者に対する深い仁愛の心を持ち、またいかなる苦難に対しても立ち向かえる芯の強さを持っている。 特徴:秀麗な顔立ちで澄み渡った夜空のような深い色の瞳...
よみがな:だりゅーん ニックネーム:黒衣の騎士 性別:男 国籍:パルス国 性格:謹厳実直・質実剛健の武人だが頭も良くユーモアや人の心情を察する感受性は豊か。アルスラーンに対して篤い忠誠心を抱いているが、それが行き過ぎてナルサスやギーヴからは「過保護」と呆れられる。アルスラーンへの賛辞には得意気に...
ナルサス
ナルサスがアルスラーンに協力を頼んだ時に、言った言葉。 国の起こりと滅びよりも芸術を愛するナルサスの本心を表していて、何かを企むことの虚しさが伝わって来る。
ナルサス
奴隷制度に対して貴族と平民の間で悩むアルスラーンにナルサスが言った言葉。
ファランギース
アルスラーンに王族としての覚悟を伝えるファランギースの言葉。