爽やかなスポーツもの
友人から原作の小説を勧められたときは、一気に読破した。野球漫画というのは、野球を知らなくてもなかなか興味を惹かれるもので、メジャーやタッチなども、熱心に魅入った覚えがある。ピッチャーとキャッチャーがお互いに成長していくのだ。ピッチャーがピッチャーで自分の投げる球に磨きをかけていくし、そんな球を全身全霊でキャッチャーが取る。ものすごく青春である。運動していないしただ読書として読んでいるだけなのに、ものすごくさわやかな気分になれる。ピッチャーはピッチャーで、俺の球をとれるのはあいつしかいない、キャッチャーはキャッチャーで、あいつの球をとれるのは俺しかいない、みたいな感じになってて、その信頼性の深さと、自分だけの役割に浸るドヤ感がなんとも堪らなく良い。野球に限らず、ちょっと平均より飛び出た、才能あふれる人のことを漫画で取り上げると、物凄くカッコよくなる。めちゃくちゃヒーロー感が出る。才能にあ...この感想を読む
5.05.0