名もなき毒の登場キャラクター
名もなき毒の登場キャラクターのページです。現在6件が登録されています。
杉村三郎
よみがな:すぎむら さぶろう 性別:男性 所属:今多コンツェルングループ編集部員 特徴:事件を呼び寄せる 家族:妻(奈穂子)と娘(桃子) 苦手な人:“氷の女王"(会長室の第一秘書) 実家との関係:絶縁 周囲の評価:逆玉の輿 憧れていたもの:屋根裏部屋 妻との出会い:九年前、銀座の映画館で、ちょっとしたアクシデント...
今多嘉親
よみがな:いまだよしちか ニックネーム:若いころは「猛禽」と呼ばれた 年齢(作品時):八十歳 性別:男性 住まい:世田谷 所属:今多コンツェルン会長 性格:慧眼 特徴:鋭い目、鉤形の眉 子ども:息子二人、娘一人 贔屓店:銀座にある紳士服の仕立て屋「キングス」
古屋明俊
よみがな:ふるや あきとし 年齢(作品時):六十七歳 性別:男性 所属:週に三日嘱託勤務 家族:娘(古屋 暁子)、孫(古屋 美知香) ペット:愛犬シロ 死因:青酸カリ混入による殺人 交際相手:奈良 和子 財産:貯金と株とで、二千万円 離婚歴:昔、妻にオトコができて去られている。和子と再婚の気はない
古屋暁子
よみがな:ふるや あきこ 性別:女性 所属:トワメル・ライツ社(米国資本の会社) 性格:日本にいながら、英語圏の文化に馴染んでいるビジネスウーマン 特徴:背の高い美人 声:ハスキーな良い声 家庭:シングルマザー 恋愛:何か教えてくれる人に、すぐ感心して惚れちゃう 交際相手:アメリカ人の上司 事件との関係:被...
杉村奈穂子
よみがな:すぎむら なほこ 性別:女性 性格:几帳面さと、そそっかしさが同居している。人付き合いには不慣れ。三郎の行動に腹を立てているだけでなく、やきもちも焼くこともある。 特徴:超美人、子供じみた仕草をすることもある 趣味:読書 持病:心臓肥大の気味があり、幼いころから身体が弱かった 両親:今多嘉...
秋山省吾
よみがな:あきやましょうご 年齢(作品時):三十二、三 性別:男性 所属:ジャーナリスト 性格:凄く頭の切れる、自信家 特徴:若々しくハンサム 物語上での目的:連続無差別殺人事件を取材 仕事内容:社会問題を題材にした硬派なルポ 仕事場:五反田のオフィスビル いとことの関係:秋山が東京の大学に入り従兄(五味...
名もなき毒の感想
作り話のようで現実味があって地味に怖いです
最近ドラマ化された宮部みゆきさんの小説です。私は地元地方紙で連載されている時に初めて読みました。その時は、「こんな理由で無差別殺人なんてする?」と感じたのですが、現実に目を向けると、世の中には、理由のわからない(当人にとっては重い理由があるのでしょうが)殺人事件があふれています。そう考えると、うすら寒いような地味な怖さを覚えます。物語としては、人のいい編集者が異常なまでに被害意識の強いアルバイト女性の対応をするラインと、小さなコンビニを舞台に飲み物を買って飲んだ人が毒殺される連続無差別殺人事件の容疑者となった被害者の娘と孫娘が真実を追うラインの2本からなり、交わったり離れたりしながら、クライマックスへと続いていきます。わけのわからない怒りに駆り立てられ、人を傷つけ、決して友情を築けずトラブルばかり起こす女性。そして、人生の虚しさに駆り立てられ無差別殺人を起こす青年。まさしく、現代の闇そ...この感想を読む