杉村奈穂子 - 名もなき毒のキャラクター

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小説レビュー数 3,368件

名もなき毒

3.503.50
文章力
3.50
ストーリー
3.50
キャラクター
3.50
設定
3.50
演出
3.50
感想数
1
読んだ人
9

杉村奈穂子のプロフィール

本名杉村奈穂子
よみがなすぎむら なほこ
性別女性
性格几帳面さと、そそっかしさが同居している。人付き合いには不慣れ。三郎の行動に腹を立てているだけでなく、やきもちも焼くこともある。
特徴超美人、子供じみた仕草をすることもある
趣味読書
持病心臓肥大の気味があり、幼いころから身体が弱かった
両親今多嘉親と愛人(奈穂子が高校生のときにに亡くなった)
財産父親から莫大かつ継続的で運用可能な財産を分け与えられた
子育てかなり厳しい。娘のお受験のため転居
父への思い愛情深い父親を愛しているが、世の中のすべての娘と同じく、そんな父をうっとうしく思う瞬間もある

名もなき毒の他の登場キャラクター

名もなき毒の感想

作り話のようで現実味があって地味に怖いです

最近ドラマ化された宮部みゆきさんの小説です。私は地元地方紙で連載されている時に初めて読みました。その時は、「こんな理由で無差別殺人なんてする?」と感じたのですが、現実に目を向けると、世の中には、理由のわからない(当人にとっては重い理由があるのでしょうが)殺人事件があふれています。そう考えると、うすら寒いような地味な怖さを覚えます。物語としては、人のいい編集者が異常なまでに被害意識の強いアルバイト女性の対応をするラインと、小さなコンビニを舞台に飲み物を買って飲んだ人が毒殺される連続無差別殺人事件の容疑者となった被害者の娘と孫娘が真実を追うラインの2本からなり、交わったり離れたりしながら、クライマックスへと続いていきます。わけのわからない怒りに駆り立てられ、人を傷つけ、決して友情を築けずトラブルばかり起こす女性。そして、人生の虚しさに駆り立てられ無差別殺人を起こす青年。まさしく、現代の闇そ...この感想を読む

3.53.5
  • 月読三葉月読三葉
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  • 411文字

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