映画やドラマのような映像的なストーリー
等身大の女性の等身大の悩みこの作品の主人公は、恋愛と仕事、そして友情に悩んでいる女性だ。悩むと言ってもそれほど深刻なものではなく、なんとなく不満を持ち、なんとなく流されていく自分がこのままでいいのかと思いながらも、日々の生活をこなしているとそれほど深く考える暇もなく、毎日が過ぎると言った感じだ。その感じがとてもリアリティがあり、誰もがそれほどきちんと毎日自分に向き合って生きているわけではないと言ったような、安心感を感じた。またこの主人公の女性、悠木仁恵にも親近感を持てる。女性だけど一人で外食してお酒を飲み、恋人なのか幼馴染なのかわからない存在の男友達の言動にいらだち、毎日ただルーティンのように働く、いわばそれほど“意識高い系”ではないところがよかった。人は誰でも、高尚にきちんと生活しているわけではない。失敗もするし、お酒も飲みすぎてしまうし、友達を傷つけたりもする。そんな等身大の女性が...この感想を読む
2.52.5
PICKUP