秘密の花園の評価
秘密の花園についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
秘密の花園の感想
三浦しをんなのにイマイチ!?
三浦しをんの作品はたいがい好きなんですが、どーもこれはクセがあり、いただけませんでした。文体は江國香織を彷彿させる繊細さは感じるのですが、温かさはまるでありません。ミッション系の女子高生3人の目線で描かれており、それぞれの心の闇などが伝わってきて、花の女子高生なのに暗い。特に那由多が変質者をカッターで傷つけるシーンには、そこまで精神追いつめられているのかと背筋がゾワっとしました。どこも共感できませんでした。作者もミッション系女子校出身なので、自分の経験を投影させてるのかな〜?だとすると、あまり馴染めてなく楽しくなかったんだろうと憶測。私も女子校(仏教系)でしたが、こんなに暗い学生生活でなかったな〜。もっと、おバカで楽しくて充実した高校生活を送っていたので、あまりにもギャップが大きかったです。