それなりに生きているの評価
それなりに生きているの感想
動物の話題が多い、エッセイ集
「ちくま」という雑誌の2007年9月号から、2009年8月号まで、というおよそ2年間、連載されていた、エッセイをまとめた本です。猫や犬などの動物もののエッセイが主ですが、そうでないのも少し混じってます。著者が飼っている猫のしーちゃんも可愛いけれど、近所の飼い猫のおしゃべりくんもまた個性的でかわいいです。会って、マシンガントークに付き合って、会話してみたい(笑)服選びで悩む著者が、自らの事を、「おばちゃんおやじ」と言っているのが面白かったです。世代は違うけれども、このままで行くと、私も同類になりそう…(笑)動物に関しては優しい視点で、人間に対しては、ちょっとだけ毒舌…なのが持ち味だと思います。でも、歳をとって、文章が少し丸くなってきた気もします。これからどうなっていくのか、楽しみです。