お父さん大好きのあらすじ/作品解説

かわいいおじさんってこういうのだなあ

山崎ナオコーラさんの作品を初めて読みました！　「手」「笑うお姫さま」「わけもなく走りたくなる」「お父さん大好き」の四篇が収録されています。個人的には後半の二編が好きでした。　あえて物語の細部まで描かず、読者に想像を促すようなスタイルがわたしには合っているなと思いましたが、好きではない方はいるかもしれません。　「お父さん大好き」の主人公が、通勤シーンでも女子社員と食事をしているシーンでも家に帰って一息ついているシーンでも、常にかわいいだささを醸しだしていて、すごくよかったです。　なんとなく、いま生きていることに感謝できて、明日もがんばろうと思えました。