失恋ショコラティエのあらすじ/作品解説

失恋ショコラティエのあらすじ・作品解説

失恋ショコラティエは水城せとなによる作品。「凛花」（小学館）にて連載された後、「月刊フラワーズ」へ掲載誌が移動。2010年11月号より定期連載となった。単行本は2015年2月現在既刊9巻。2014年1月より3月までテレビドラマが月9枠で放送され、主人公の爽太を嵐の松本潤、サエコを石原さとみが演じた。この物語はバレンタインデーの前日、製菓学校の学生・小動爽太が、小悪魔女子のサエコ（吉岡紗絵子）に振られるところから始まる。失恋をきっかけにショコラティエ修行にフランスへ留学した爽太は、一流のショコラティエになり日本に戻る。帰国後、サエコと再会を果たすが、初仕事はなんとサエコの結婚式のショコラを作る事だった。人妻となったサエコが爽太のショコラ専門店「ショコラヴィ」に通うようになると、爽太は不倫でもいいから、なんとかサエコに振り向いて欲しい！と小悪魔なサエコ相手にあの手この手をを使い恋の駆け引きを開始する。

失恋ショコラティエの評価

総合評価: 4.004.00; (4件)

画力: 4.504.50

ストーリー: 4.334.33

キャラクター: 4.504.50

設定: 3.833.83

演出: 3.833.83

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失恋ショコラティエの感想

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とにかくサエコさんのキャラクターが魅力的でした

サエコさんのキャラクターが徹底されていておもしろく、ドラマも毎回見ていましたが、今回はこちらの漫画内容についてレビューさせていただきます。少女漫画っぽいタナボタ的要素が少なくておもしろかったわたしは少女漫画によくある、ぱっとするところもなく感情の起伏が激しく「どうせわたしなんか」みたいなさえない主人公が、なぜかお金持ちで美形のイケメン男子に取り合いされてどっちも選べなくてどうしようって展開を経て、ハイスペックな方と結ばれるっていう女性の夢てんこ盛りみたいな雰囲気ストーリーが苦手で、というかおもしろいと思えなくて、ある年齢くらいから少女漫画はあまり読んでこなかったのですけど、失恋ショコラティエはその点すごくおもしろかったですね。登場人物全員モヤモヤしていましたし、ありえなさすぎる展開が少なかったように思えます。一般的な少女漫画だったらきっと、薫子さんの視点からストーリーが展開されていっ...この感想を読む

4.54.5

バタークリーム
2017/04/05

424view
2118文字

PICKUP

甘く苦い気持ちはどこへ行くのか

恋慕が重なってフランスにまでショコラティの修行にいってしまったソウタの物語。相変わらずサエコさんは天然（いや、あれは絶対計算高い天然系だ）ぷりを発揮しています。それをうまくあしらおうとするのですが、メールをすべきかしないべきかと悩んでいるソウタ。メール（電話もだけど）は誰しもある問題ですよね。あるある。ソウタがどこに向かっているのか薫子さんは心配でたまらない。これもあるある。実際問題、好き、からのどうしたらいいかなんて誰も一筋縄では答えは出ない。新たな女子キャラも登場したし、オリヴィエのサブストーリーもありそうだし今後が楽しみです。ああ、チョコ食べたい

3.53.5

かなすけ
2013/11/28

38view
279文字

大人の片想い

サエコに振り向いてほしくて、悪い男のように振舞う爽太。どんだけサエコのことが大好きなんだよって感じですよね。なんだか悲しくてわらってしまいます。爽太の心が悲しんでいる気がします。そういうふうに振る舞うんだけども、でもまったく効果がなくて、サエコはなんと、爽太に友達を紹介してこようとします。そして、心の中では深く傷つく・・・もういいじゃんあきらめて次いきなよって感じなんですが、ソータの思いは海の底ぐらい深いわけですよ。すごいんです。こんなに人のことを深く思うってすっごいことですよね。こういう大人の苦い片想いの描写がこの漫画の面白いところなんですよね。いやーどうなるんだ。

4.04.0