魔女のあらすじ・作品解説
魔女は、2003年から2005年まで『月刊IKKI』にて掲載された、五十嵐大介原作の連作シリーズ漫画である。作者の代表作であり、2004年には文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した。さらに2007年にフランス語版がアングレーム国際漫画祭ベストコミックブック賞にノミネートされた。単行本は第1集に「SPINDLE」と「KUARUPU」、第2集に「PETRA GENITALIX」と「うたぬすびと」を収録した全2巻。描き下ろし掌編も2作収録されている。 この作品は、トルコや熱帯地方、北欧、日本の4つの地域をそれぞれ舞台にした作品から成り立っている。「SPINDLE」のあらすじは、アジア西端の小国の首都バザールを舞台にしている。バザールに滞在する英国人少女ニコラは、地元民の青年ミマールに恋をするが、振り向かせることができず帰国する。しかし自尊心の高さから屈辱を受けたと感じたニコラは、ミマールに復讐しようとバザールで事件を起こしていく。
魔女の評価
魔女の感想
魔女の話
まさにかくれた名作でしょう。時代がくれば、何かのきっかけがあれば、物凄いことになりそうな作品。近年の五十嵐大介先生の作品全部に言えることですが。とにかくもの凄い世界観。初めてみる作画表現、感情表現、内容の数々。もの凄いものを見ていると、どれほど鳥肌が立つ思いで見たことか。ただ、グロいシーンが多いですね…羊の頭の料理とか。脳みそとか。他にもあの少年のかわいそうなシーンが…。五十嵐先生作品の中でこの魔女が、一番グロテスクな表現が多いんじゃないでしょうか?苦手な方はご注意下さい。今まで興味がなかった、民族だとか、村のしきたりとかに興味を持たせてくれた作品でもあります。