風の万里 黎明の空 上 十二国記の登場キャラクター
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清秀
よみがな:せいしゅう
黄姑
珠晶
楽俊
風の万里 黎明の空 上 十二国記の感想
三人の少女の成長物語
十二国記シリーズのEpisode4である本作は陽子、祥瓊、鈴の三人の少女たちに焦点が当てられています。時間軸的にはEpisode1・月の影、影の海の続編にあたります。女王になった陽子は王としての責務を果たせぬ己に苦悩していました。突然公主という立場を失った祥瓊は市井の暮らしに馴染めずにいました。海客として蓬莱から流されてきた鈴は己の境遇を呪っていました。そんな住んでいる国も立場も違う三人の物語が別々に展開し、次第に交差していく様子は非常に面白くて下巻まで一気に読んでしまいました。三人それぞれの成長も見られて人物がとても魅力的に書かれていると感じました。