そして誰もいなくなったの評価
そして誰もいなくなったについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
そして誰もいなくなったの感想
ミステリーの”祖”
世界のミステリーの代表アガサクリスティーはこれまでに無数のミステリー小説を出版してきた。品揃えのある大型書店などに行けば、その数が他のミステリー作家たちとどれくらいの差をつけているかが伺える。それはまさにおびただしい数だ。そしてそれらの作品はただやみくもに書かれたものたちではなく、言うまでもなくそのどれもが良作だ。そしてその大量の良作の中から最も多く読者に選ばれた作品がおそらくこの「そして誰もいなくなった」だろう。その数の多さからアガサクリスティの作品はしばしばランキングが集計されたり、その人気を計る機会が設けられるが、この作品はほとんどすべてのランキングに入ってくるだろう。そのくらいこの作品は世界中で愛されている。ちなみにいうと私はアガサ作品をいくつかにタイプ分けしたときに、この手のタイプの作品はあまり好きではない。斬新でいい意味で評価が二分する「アクロイド殺し」や、鮮烈なトリックだ...この感想を読む