銀河鉄道の夜の感想/考察/ネタバレ

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銀河鉄道の夜の感想一覧

宮沢 賢治による小説「銀河鉄道の夜」についての感想が6件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

美しくて、切なくて、言葉にしたら消えてしまいそう

宮沢賢治作品の中で、1番好きだと言ってもいいかもしれません。これぞ、宮沢賢治ワールド! という作品かなと思います。大人になってからも、時々読み返していましたが、ここでレビューを見て、また読みたくなって手に取りました。親友の死出の旅に、わけもわからぬまま同行することとなった少年。その途中で出会う、同じく死出の旅へ赴くさまざまな人々。その誰もが、死に直面して感じる思いを、この先も生きていく少年に押し付けるのではなく、何気なく、まさしくたまたま列車に乗り合わせた者同士の世間話のようにさりげなく語りかけます。まさか、死出の旅とは思ってもいない少年は不可思議な気持ちでそれを受け止め、最後の最後まで現実に起きている悲劇に気付きません。だからこそ、読み手である私も、読んでいる間中、感じていた美しくて、切ない気持ちをどう言葉にしていいのか、わからなくなってしまうのだと思います。どれほど、言葉を尽くして...この感想を読む

5.05.0
  • 月読三葉月読三葉
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  • 511文字

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