封神演義を読んで考えさせられたこと
太公望の妻になった馬氏は賢い人だった地上に降りた太公望は、馬氏と言う名のお婆さんと夫婦になります。68歳なので美貌はやや衰えていますが、料理の技術は一流で結婚式の際の料理を作っていました。中国の小説は不思議と、老いて益々盛ん、と言った言葉が似合う人物が何人か登場します。もしかすると、老いても若い者に負けずに頑張れるということを伝えているのかもしれません。素晴らしい考えなので、見習いたいものです。そして馬氏は、「なんでもいいから商売をして銭を稼げ」と言って太公望の尻を叩きました。これは現代にも通じる部分なので、数千年前からこうした思想が確立しているのはすごいと感じました。貨幣経済は日本でも古くから行われていることですが、それでもまだ歴史は浅い方です。中国4千年の歴史という言葉がありますが、文化として成り立っているので、言い過ぎではなさそうです。ただ、崑崙長寿薬については、内容がせこかったせい...この感想を読む
4.54.5
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