円卓の評価
円卓の感想
小学3年生の少女「こっこ」の成長記
この、「円卓」の正体は、こっこの家にある、中華料理屋から譲り受けた、中華料理用の赤い円卓の事です。こっこの家族は、これを囲んでご飯を食べるのです。祖父母、両親、三つ子の姉達、に囲まれ、愛情いっぱいに育つこっこ。しかしこっこは、その恵まれた環境に不満を持ち、他人と違う事や、孤独、不幸、などに憧れます。こっこの友人達は、個性的な子が多く、その個性にも、こっこは憧れます。ある事件をきっかけに、こっこの心は成長していく…という話です。幼馴染のぽっさん、が、クールでかっこいいなあと思いました。ぽっさんの賢さは、きっと大きくなっても変わらないんだろう、と思います。たとえ思春期が来ても、大きくなっても、こっことぽっさんの友情は変わらなければいい、と思いました。終わりの方の、こっこの優しさが、ジーンときました。「あいこがつづく時間」って、いいですね。