モンティ大活躍のラブロマンスミステリー
「顔のない狩人」に続く今回のストーリーこの「爆風」はイブ・ダンカンシリーズの第3作となる。イブ・ダンカンシリーズではあるが、今回の主人公は、前回「顔のない狩人」でローガンにいいように使われ怒り狂っていたサラだ。前回では怒りながらも仕事を全うし、ボニーの遺骨も発見することができた。その後サラは災害があれば生存者を見つけるためにモンティと世界を飛び回っていた。その災害の描写は毎回リアルで心が詰まる。爆発事故、土砂災害、地震…。様々な災害でわずかな生存者を見つけるために日々働く彼女の仕事は、そのまま実際の災害捜索隊の仕事の描写だということだ。生きている人を見つけることが出来ない日々がどれほど彼らを憔悴させるのか。それを想像することは簡単だけど実際書かれている文章を読みそれを頭で映像として思い浮かべると、胸が苦しくなってしまうほどだった。そしてそれがサラとモンティの日常だ。「顔のない狩人」では...この感想を読む
3.03.0
PICKUP