イティハーサのあらすじ/作品解説

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イティハーサ

5.005.00
画力
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ストーリー
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演出
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感想数
1
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4

イティハーサのあらすじ・作品解説

イティハーサは、水樹和佳(水樹和佳子)の日本のファンタジー少女漫画作品で、1987年から1997年に集英社「ぶ~け」に連載された。途中打ち切りとなったが、描き下ろしの形で最終巻が刊行された。単行本は全15巻(文庫版は全7巻)。 古代の日本、主人公の透祜(とおこ)は、赤子の頃、鷹野に拾われ妹として育てられ、二人の兄のような存在である青比古からは、巫女として教えを受ける。目に見えない神々を信奉する世界、透祜には草木と意思を通わせることができる超能力があった。ところが透祜と鷹野は亜神と威神の戦いに巻き込まれ、透祜は双子の片割れである夭祜(よおこ)と再会する。運命に翻弄されて行く透祜と鷹野。神と人間について描かれた、古代の日本を舞台とした珍しいファンタジー作品である。第31回星雲賞コミック部門受賞、第4回手塚治虫文化賞最終選考作品。「イティハーサ水の惑星に生まれて」のタイトルでドラマアルバム化もされた人気作品。

イティハーサの評価

総合評価
5.005.00
(1件)
画力
5.005.00
ストーリー
4.004.00
キャラクター
5.005.00
設定
5.005.00
演出
4.004.00

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イティハーサの感想

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日本語の美しさに魅了された作品です。

古代日本を舞台に、目に見えぬ神と目に見える神との戦いと、それに巻き込まれていくそれぞれの信徒達の物語。絵は作者独特の固さは残るものの、作中の言葉も合わせ作品全体が大変丁寧で美しい。神を扱う以上生半可な絵では納得できないが、デザインも表情もキャラ設定も満足のいく出来。プロットもとてもしっかりしている印象。無駄な台詞ひとつもない気がする。登場人物の名前ひとつも音や意味を大切に考えて名付けたのであろうと推察する。日本語の美しさと、言葉には命と大きな力があるのだという事を作品を通して感じた。作者はおそらく、生真面目な人なのだろう。全編に暴力を描きながらも人の愛(神の人へ愛、信仰心)についてを大きなテーマにしていて、美しい心の中にも誰もが秘めている残忍さ・迷い・憎み・許し、そのどれも否定することなく話が展開される。戦いの中に身を置きつつも、それぞれが誰かを大切に愛しひたすら前向きに生きる登場人物達...この感想を読む

5.05.0
  • はるごもりはるごもり
  • 275view
  • 526文字

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